ドンナ・エルヴィーラ ~ モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」から

<キャラクター名>


ドンナ・エルヴィーラ


<登場するオペラ>


ドン・ジョヴァンニ


<台本>


ロレンツォ・ダ・ポンテ


<作曲者>


ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト


<解説>


 「ドン・ジョヴァンニ」はモーツァルト作曲のオペラで、脚本家ダ・ポンテとタッグを組んだ三部作の二つ目になります。


 悪徳の限りを尽くす好色漢ドン・ジョヴァンニが、悪事の果てに地獄に落ちるというシナリオになっています。


 今回ご紹介するのは、その中の登場人物のひとりで、かつて自分をもてあそんだ彼に復讐をもくろむ女性ドンナ・エルヴィーラです。


 この人はとにかく、ドン・ジョヴァンニが憎たらしくてしかたがない。


 「もし、あいつを見つけたのなら」と前置きしたうえで、「心臓をえぐり出してやるんだわ!」と歌います。


 「かわいさあまって憎さ百倍」といいますが、愛憎は紙一重なのだなと思わずにはいられません。


 ドン・ジョヴァンニと遭遇するたびに、延々と食ってかかります。


 執着というか執拗というか、「殺してやる!」は「こんなに愛しているのに!」の裏返しかもしれません。


 何事にも節度は大切ですね。


 恋愛もしかりです。


 みなさん、くれぐれもお気をつけを……

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

オペラのヤバい登場人物 朽木桜斎 @Ohsai_Kuchiki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ