第11話
家に帰ってくると姉さんに呼ばれた
「真崎、あんたのクラスに転校生が来たらしいじゃない。どんな子なのよ」
と、いままで自分から話しかけてこなかった姉さんが話しかけてきたので驚いたが、
恭平のことを簡単に教えてあげた。
「そうなの、教えてくれてありがとう」
「ね、姉さんがお礼を言っただと。明日は雷雨だ」
と、冗談を言うと九尾に拳が飛んできた。
そんな風にふざけていると、練習の時間が差し迫っているのに気づき急いで準備をした
「じゃあ、練習に行ってきます」
「あんた、今日練習の日じゃないでしょう」
「これからは、自主練をしようかなーって思ってさ」
「あっそ、がんばんなさい」
SSSの練習グランドに着くとすでに恭平が来ていた
「真崎君、さっきぶりだね。今日はよろしく」
「あぁ、よろしく」
と、お互いに挨拶をしながら空いているグランドがあるか大人に確認する
「すみません、コーチ。今日ってどこかのコート空いていますか」
「おぉ。高坂お前が休みに来るとは珍しいな」
「はい、これからは本気でサッカーやろうと思いまして」
「そうか、そうか。ついにお前も本気になったか。あと、後ろの子はどこの子だ?」
と、先ほどまで置物と化していた恭平は自分に話題が向けられたのに気づきコーチに挨拶をした、
「初めまして、今月引っ越してきました。鈴木恭平です。高坂君とは同じクラスになり
サッカーをやっているのを聞きクラブの見学に来ました。よろしくおねがいします」
「そうか、クラブの見学か。ちょうど小学3,4年生のコースやってるから見ていくか?」
「いいんですか」
「おぉ。存分に見ていってぜひうちのクラブに入ってくれ」
と、今度は俺を置き去りに会話が進んでいき3,4年生コースの見学決まっていた。
そこから、少し移動をした屋外コートで練習をしているのが見えた。
「じゃあ、シュート練習するぞー」
と、コーチの声が聞こえてきた。
子供たちはどの年代になったとしてもシュート練習が好きなのか走って移動をしていた
「じゃあ、今日はドリブルからのシュートするぞ」
「よーし、いくぞ」「清晴、お前のシュート今日こそ止めてやる」
と、少年同士が勝負をし始めようとしていた。
「お前ら、勝負するのもいいがしっかり考えてプレーしろよ」
と、コーチが止めないのを見ると恭平は驚いていた。
「あんな風に勝手に勝負なんてしていいんですか?」
「あぁ、恭平君に説明しといた方がいいね。うちのクラブの方針を」
と、深みがありそうな感じで説明し始めた
[祝1万pv]逆行転生したので小学生から再スタート!! 夜桜真也/Yozakura Sinya @sinyaaozuki
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