一人一人の登場人物の息吹を感じます。

不思議な神様・ナナシと主人公との軽妙なやり取りが、見ていて楽しいです。

心理描写がとても繊細に描かれていて、ストーリーとしてはあまり進んでいなくても、関心がそれぞれの登場人物の内心にどんどんと引き込まれて行きます。登場キャラが、ちゃんと皆さん、生きて息吹きを感じます。

同じ内容の台詞でも、ただ展開上で言わされているのか、思いや背景があって言っているのか、そういうのって雰囲気で伝わってきますよね。

僕なんかだと、多分、飽きられたり、つまらないと思われるのを怖れて、とっくにイベントを起こしたり、内心の闇をチラ見せしたり、意味ありげな伏線を入れて関心を引こうとしています。

誠実に、ちゃんとストーリーを紡いでいってる姿が、とても好印象でした。

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