このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(84文字)
たった3000文字で私の心はこの黄泉のキツネさまに持っていかれました。ああ、すごい物語でした。冒頭から来る美し過ぎる情景描写の数々。そこからこの世ではないかもしれない、そんな雰囲気が醸し出されます。そこから一気に黄泉の国へ私も引き込まれました。そして後半は涙。もう一度読めば、また涙。二人の計り知れない物語が、また、始まろうとしています。皆様にもぜひこの二人のラストを静かに、そして暖かく見守ってほしいです。