第4話 計画的作戦
遅いわねぇ海利は何分待たせるのかしら?
「礼、来たわよ」
「遅かったわねぇ?どう、じわじわと追い込まれていく気分は?快感でしょう?」
「はは、こういうプレイも悪くないわね」
プレイ?難しい言葉を使うのねぇ。
「次はどう虐めてほしいのかしら?」
「縛りプレイとか」
何言ってるのこの変態。こいつもしかしてものすごく変態なんじゃないかしら?まだワードも出されてないし。
とことこと小さな人影が走ってくる。見たこともない人物だ。
「誰?まさか貴方がアリスって子?」
「…え?あっ?」
「そうよ、あの子がアリスよ」
「よくわからない子ねぇ」
「忠誠心!」
「なんなのよこの子、ちょっと意味が分からないんだけど」
するとアリス?は生徒証を見せてきた。花野アリス、女性、13歳、わたしの一つ年下ねぇ。
「わたしの仲間になりたいのかしら?」
色々と信用できないところはあるけれど使えるものはすべて使うわ。
「うーん…うんっ」
「でも信用性がないわよねぇ?ポイントが危なすぎて頼りに来たのね」
このポイントは人を利用するためにも作用する、持っていて損はないってことを実感したわ。そのうち光も泣きわめきながら同盟を求めてくるでしょうねぇ、そうなると未来は孤立。最初に潰すのは未来がよさそうね。
「ポイントほしいっ」
「わかるわよ、大事だものねぇ、でも何かわたしを信用させる要素あるかしら?」
「剥がして剥がして」
アリスは自分の生徒証の偽性格の???の欄を指さしながらそういう。
「本当にいいの?」
「うーん…うんっ」
「わかったわよ」
わたしはアリスの偽性格のシールを剝がしていく、そしてアリスの偽性格は判明した。なるほどねぇ。
「ふぅ、疲れたよ演じるの、礼お姉ちゃん、これでアリスのこと信用してもらえるかな?」
確かに偽物の生徒証とかではない限りあたりになるはずよね。
「いいわよ、信用してあげる、でもどうして会ってもない二日目から未来の性格がおおまかにわかったのか知りたいわねぇ」
「二日目に未来お姉ちゃんと会ってるからね、優しい気がしたよ」
未来かぁ、よくもわたしたちを騙したなぁ、優しいなんて大噓じゃないか。
「後は海利お姉ちゃんを信用しないほうがいいよ」
「なんで私が出てくるのよ」
「だって三日目に海利お姉ちゃんからお魚もらった時に礼お姉ちゃんはお淑やかな人って海利お姉ちゃんから聞いたからね」
「はぁ?そんなこと言ってないわよ?全然話さないどころか会話が成立しなかったじゃない」
「海利ぃ、今まで隠してたのね」
「違うわ、アリスは嘘つきよ、アリスの肢に嘘つきを入れれば解決するわよ、それに私は忠誠心が高いだったじゃない」
「言われてみればそうね」
「でもそのデータは誰が取ったのかなぁ?人が取ったデータだと思うんだよね、だから誤差じゃないかなぁ、アリスは礼お姉ちゃんを勝たせるためにお淑やかに回答して点数を上げてそれにアリスの偽性格も教えたんだよ?」
「言われてみればそうね」
「それに忠誠心が高いって礼お姉ちゃんに入れたらプライドが傷つくから未来お姉ちゃんに入れてわざわざアピールしてたんだけどなぁ、そしたら誤差で海利お姉ちゃんが忠誠心が高いことになっちゃってるね、本当なら今日アリスが忠誠心が高いって礼お姉ちゃんに教えに行こうと思ったんだけどね」
わたしへの配慮もしてくれたのねぇ、海利より使えそうねぇ。
「もちろんアリスの三枠は使っていいよ、でもアリスは死にたくないし礼お姉ちゃんに勝たせる気だから海利お姉ちゃんがね」
「もちろんそのつもりよ、わたしはアリスに偽言及するわね」
「待って礼、信じるの?私はアリスに嘘つきは確定で入れるわ」
「ゲームだからね、みんな嘘ついてるんじゃないかな、無意味だと思うけどなぁ」
「まあいいわ、念のため嘘つきは入れておくことにするわ、あとは光と未来の本性ね、未来には絶対負けないわ」
「ならアリスが未来お姉ちゃんに入れよっかなと思ったけど間違えたら未来お姉ちゃんに点数が入っちゃうから光お姉ちゃんで未来お姉ちゃんを探るね、外しても-6ポイントだからね未来お姉ちゃんは」
「賢いわねぇ、未来を集中的に潰しましょう、ならそうねぇ、海利はアリスを通して嘘つき、弱気、メイドよ、最後のは偏見だけど可能性はあるわ」
「わかったわよ」
「ならアリスは光お姉ちゃんを伝って病弱、強気に入れるね」
これで強気と弱気は潰れる、何か引っかかってくれるといいのだけれどこのデータ自体が偽情報という可能性も確かにあるわねぇ。
ふぅ、疲れた、今日はなかなかいい発見があった、ここには養豚場があった、これで魚生活も無くて済むな、礼と海利は食ってるのだろうか、未来は自分で釣って食べると言っていたが、鉢合わせになって礼や海利と暴力沙汰にはなってないだろう。
ちょっと贅沢しすぎか、アリスにもっていくか、また同盟云々を聞かれるな、それに今日は誰に投票すべきか。Eテントだ。
「いるかー」
「…?君か」
ひょこっと顔を出す。
「今日は肉と魚だぞ」
「豪華じゃないか、この匂いは嗅いだことがあるな、それよりも同盟は、と言いたいところだが未来がいないね」
「今日は会ってねぇからな、お前はこのゲームを早く終わらせたかったんだよな?」
「もちろんその通りだよ」
「ならお前に入れても文句ないのか?3択あるしな」
「それは助かるね、選択肢がどんどん潰れてくれるからね、お礼に今日は君に入れることにするよ、あいにく僕は3択ができないからね」
「やはり礼寄りになりつつあるな」
「僕はせっかちなんだ、早く答えを出さない君が悪いんだよ」
「まあお互い作戦がある訳だな」
「そういうことだね」
それだけ話し終わるとアリスは食事を受け取りすっとテントに入ってしまった。
さて、22時になるな。鐘の音が響き渡りAから回答台へ、あたしも回答し終えた、明日が楽しみだ。
翌日
6時だ、結果が反映される。
なるほどな、アリスは隠し札を使ったか、交渉材料としての最大の武器、偽性格を。
AはEに偽言及、不思議ちゃんで当たり、両者一ポイント
次にB、Eに本言及、嘘つき、弱気、メイドの3つ、すべて外れで追記もなし。メイドは完全に未来狙いだろう。
続いてC、Eに偽言及で素直、もちろん外れだ。気づいたか、昨日の結果も未来はアリスに対して素直を選択している。このゲームはパスを連続で3回することは脱落だが偽言及、本言及に同じ答えを連続ですることは脱落の対象ではないのだ。ゲームを終わらせない意志を感じる。
Dのあたし、Eに対して本言及、演技派、プライドが高い、毒舌、すべて外れだ、だがこれでいいのだ。今はアリスを支援する。
最後にE、Dのあたしに対して本言及、強気、病弱、どちらも外れ。追記事項はなし。徐々に誰が誰を狙いにいっているか見て取れる。
途中結果
A 3ポイント
B -3ポイント
C 1ポイント
D -6ポイント
E -1ポイント
偽性格
A お淑やか
B 暴力的
C お題なし
D ??? お題なし×ギャル×お嬢様気質×
E 不思議ちゃん
本性
A 生意気 ??? ??? 独裁的×(他のプレイヤー)感情的×(他のプレイヤーが近い意味のワードを持つ)
B ドМ 忠誠心が高い ??? ドS×挑発的×暴力的×殺人的×
C 優しい ??? ??? いじめっ子×人見知り×創造的×家事が上手い×マイペース×
D 男喋り ??? ??? 中性的×弱気×病弱×威圧的×(他のプレイヤー)
E ??? ??? ??? お嬢様×貧乏×冷静×嘘つき×弱気×メイド×演技派×プライドが高い×毒舌×
ポイントではAが一位に返り咲いた。Dのあたしは一位との差、9点。
偽性格はあたし以外バレてしまったがEはバレたというよりおそらくわざとばらしたが正解だろう。
重要なのは本性だ、Bは危ないが何とか耐えている、逆に言えば選択枠が一つしかないため狙われる可能性も低くなる。Eは全くバレていない、だが選択枠が3つあるため多数の人から狙われるデメリットもある。
海利とアリスはそろったわね、作戦会議ね。
「ほら、言ったでしょ、礼お姉ちゃん。アリス嘘なんてついてないって」
「そうみたいねぇ、となるとやっぱりこのデータ自体信用しないほうがいいわね」
「礼お姉ちゃんのために言っておくね、礼お姉ちゃんと海利お姉ちゃんは結構ここでは付き合い長そうだからその気になったら十分裏切られる可能性も出てくるよ、それに本言及で生意気を当てているのは海利お姉ちゃんだからもし裏切られて海利お姉ちゃんが一位になったら礼お姉ちゃん死刑確定だよ、早めに切ったほうがいいと思うなぁ」
「なんでそうなるのよ、まるでデータが偽物みたいじゃない」
「アリスの言葉も一理あるわね、今日はもう誰に入れるか決まってるわ、それよりも全くかすりもしないわね海利はアリスに、アリスは光に入れて未来を追い込むわよ」
「わかったよ、お姉ちゃん」
「海利はそうねぇ、理系、文系、運動が得意よ」
「わかったわよ、そうするわよ」
「ならアリスは光お姉ちゃんに姉、妹を入れるね」
「なかなかいい選択ね、今回はそれで行くわよ、じゃあ、わたしたちの集会所で食事でもしようかしらねぇ」
今日はいい釣りポイントを見つけたなぁ、タブレットの充電も100にした。
今日は未来に一度だけあったが今日こそは本言及して見せますとのこと、まあしてくるだろうな、優しいのは事実だろう、してくる可能性があるのはあたしか海利、アリスもあり得るか、順番で言うならこの順だ。無意味とはいえ本言及をする覚悟、それだけは称賛に値する。未来には養豚場の場所を教えたが動物を殺すことには抵抗がありそうなのでその光景は見せず肉を食べさせたくらいだ。それ以降一人で行動している。アリスに食事を持っていく時間か、あたしは保護者か。今日の魚は美味いし肉も豪華なんだからな。
「おいアリスー」
「君か、いい匂いだ、そろそろ答えを聞きたいところなんだけどな」
とりあえず食事を渡す。受け取るアリス。
「今日の魚は格別だ、はむはむ」
喋りながら食うな。
「答えは言わないがだいぶ絞れた、そろそろ引っ掛かるころだろう、お前は相当自信があるようだな」
「それはどうかな、期待しているよ、今日は君に入れさせてもらおう」
「おう、好きにしてくれ」
「邪魔なものは排除しないとね」
それだけ言い残すとひょこりとテントに戻ってしまった。あたしも戻るか。眠い、緊張感ねぇな。
22時、Aから順に回答台に上がる、Dのあたしの番も終わり、ようやく眠れる。明日から大波乱の予感だ、それでもいつも通りあたしは単独行動するがな。
午前6時、結果が反映される時間だ。
もうどんな結果になっていようとおかしくないな、今日からは。
まずはA、Bに本言及、変態で当たりだ。これによりBは脱落したことになる。最後のワードが変態だったとはな。ちょっと引いた。
続いて脱落したが昨日の時点では脱落してないB、Eに本言及、理系、文系、運動が得意、すべて外れだ、追記事項もなし。これをもってBは脱落となる。
本言及をすると言っていたCだ、Dのあたしに本言及、マイペース、すでに出ている、もちろん×で外れだ。
Dのあたし、Eに本言及、偽物、孤独、負けず嫌い、すべて外れだったが負けず嫌いに追記事項、他のプレイヤーに負けず嫌いがいるため外れ、これを狙っていたのだ。
最後にE、Dのあたしに本言及、姉、妹、どちらも外れ、だが徐々に確信が迫っている、そして一人脱落者も出た。
途中結果
A 4ポイント
B -7ポイント(脱落のため次からポイントなし)
C 0ポイント
D -6ポイントから0ポイント
E 3ポイント
偽性格
A お淑やか
B 暴力的
C お題なし
D 無気力
E 不思議ちゃん
本性
A 生意気 ??? ??? 独裁的×(他のプレイヤー)感情的×(変態)
B ドМ 忠誠心が高い 変態 ドS×挑発的×暴力的×殺人的×(AまたはDが一位で死刑確定)
C 優しい ??? ??? いじめっ子×人見知り×創造的×家事が上手い×マイペース×
D 男喋り ??? ??? 中性的×弱気×病弱×姉×妹×マイペース×威圧的×(他のプレイヤー)
E ??? ??? ??? お嬢様×貧乏×冷静×嘘つき×弱気×メイド×演技派×プライドが高い×毒舌×理系×文系×運動神経が良い×偽物×孤独×負けず嫌い(他のプレイヤー)
一人脱落者が出ました、4-7+0-6+3=-6ポイントは本性措置ポイントです。6ポイントに達すると6ポイント支払い新たにバレてしまっているプレイヤーは本性を増やすことができます、逆に-6ポイントに達してしまったプレイヤーは6ポイント得るためにバレていなければ偽性格をバレていれば本性を一つ自動公開します。
ルール追加は聞いてないんだけどなぁ、これにはアリスも驚きだろう。ルール説明が不足すぎる。もし、次の脱落者が現れてポイントが変わったら?保険で予備の友達の性格を使っててよかったぜ、そのまま無気力で言ってたら当てられてたな。急に動きにくくなったな。
ポイント面ではAが有利、しかし狙われ続けて外され続けたこともありEも二位に浮上。
偽性格はいきなりのルール追加で全員バレた、後々交渉に使おうとしていたんだが、不幸中の幸いか?
本性はEだけバレることなく有利を取っている。
これはポイントを取りに行かなければならないのか?Eの本性はだいたい二つは分かっているが今日はプラスマイナスゼロと行こう。
「未来、いるか?」
「あ、おはようございます先輩、さすがに驚きましたねいろいろと」
「ああ、ルール追加されるとあたしも行動を変えなければならないな」
「でも先輩って全然無気力な感じがしませんでしたよ」
「後々なにかに使えそうだからな、今回みたいに役に立ったしな。別に偽性格の性格を演じなければいけないとは書かれてなかったしな、あたしが適当に作った性格だ」
「なるほど確かに、私は途中からポイントは最終的に一位になった人に渡されてその合計×10000とかで一位の人が買い取られるとかだと思ってました」
「あたしは終わらせる気はないが終わった場合の一位以外の死刑にされる度合いだと思っていたな、マイナスが多いほど痛い死に方をするとかな、一位はマイナスでも何の問題もないが、どちらにしろ勘違いしていたことはこのポイントはゲーム終了後に活用されるわけではなくゲーム中にのみ使えるポイントであるということだ、もしかするとまたルール追加されるかもしれない、無駄にポイントを使わないパスを選択肢に入れてもいいと思うぞ、あたしはアリスを止めなければならない」
「一人脱落してしまいましたね…でも止めるべきは礼さんじゃないですか?」
「いや、礼は問題ないな、最大の敵がアリスに変わりはない、むしろ礼はこっち側についてくれるかもな」
「それはどういう」
「そのうちわかるさ」
来たわねぇ、アリスと脱落者の海利ちゃん。
「よかったわねぇ?死刑になれるわよ、ドМとしては最高なんじゃない?」
「うっ…くぅ、なんでこんなことに」
「いらない者はゴミ箱に捨てないといけないわ」
「そうだね、じゃあ次は礼お姉ちゃんを捨てようかな」
一瞬思考が停止した。
「はぁ?アリス?」
「やれやれ、ポイントはただの飾りだと思っていたのだけど、使うとしても水一ポイント、米2ポイントといったような食料程度だと思っていたんだがね」
急にアリスは態度を変える、その姿にわたしと海利は驚く。
「二重人格だったのね…光のほうがその可能性は高かったけど」
「まあいいさ、もう一つは光にはバレているだろう、明日の6時に脱落するのは君だよ、礼」
「生意気な、わたしはまだ二つ残っているのよ」
「生意気は君だろう?今日のルール追加で僕のほうが馬鹿かと思ったがやっぱり君のほうが低能だね」
「調子に乗るなガキが、わたしはポイントで有利、あと二ポイントで本性を一つ増やせるわ、低能は貴方のようねアリス、少し頭を冷やすべきよ」
「いい駒だったよ、次会うのは脱落者になってからかな」
「自分が駒になっていたことすら気づかないなんて哀れね、見損なったわアリス」
「駒になってあげただけなのに」
そんなことを言うとアリスはわたしたちの集会所から立ち去る。
「なんなのあいつ、自分が3枠残ってるからって」
「問題ないわ海利、わたしは全てわかったわ、アリスの本性が」
「本当?さすが礼ね」
認めたくないけれど勝つためにこのワードを入れるしかないのね。
というわけだ。
「なるほど、すでに2個目の集会所はできていたんですね」
「みたいだな、全部礼が海利に作らせてたけどな、あいつらの心配はいらないが明日は一人以上脱落者が出る、追加ルールも覚悟しておいた方がいい、あとは狩りに行ってたりしてたな」
「このグループは破綻しますね」
「だろうな、明日からが本番だ、あたしはポイントより人望を優先する、お前は安全策のパスを取ったほうがいい」
「そこは、私に考えさせてください」
「まあいいか、お前はボクッ子とか死にたいとか思ったことないよな?」
「なんですか急に、ないですよ?」
「よし、その言葉信じるぞ、お前に託すとしよう」
「アリスいるかー?」
「ご飯の時間か、ようやく楽しく対戦できそうだよ、まさかポイントにそこまでの価値があるとは思わなかったけどね」
「あたしもだ、死刑の度合いだとか思ってたしな」
「今日も豪華じゃないか、はむはむ、僕は一つバレてしまうね」
「バレるっていうのに緊張感ねぇな」
「まあ、明日から本気の勝負をしよう」
「もう今日から勝負は始まってるぜ?」
「楽しみだよ」
そういうとひょこっとテントに入っていってしまった。
鐘の音が鳴る
Aから順に回答台に上がるがBは今日から回答台に上がる権利が失われるためBは飛ばされる。Dのあたしか、色々と考えたが作戦変更だ、今回入れるべき相手は…
翌日
午前六時、起床だ。結果が反映されるが、当然Bは動いてない。
AはEに本言及、独裁的、二重人格、天才的、独裁的だけ当たりだ。天才的に追記事項、Eより天才的なプレイヤーがいるため不正解とのこと。
続いてBは脱落したのでC、Dのあたしに昨日と同じくマイペースをもちろん外れだ。
Dのあたし、Cに本言及、ボクッ子、多重人格者、自殺願望者、すべて外れだが自殺願望者に追記事項、Cより自殺願望者なプレイヤーがいるため不正解。
EはAに本言及、威圧的、負けず嫌い、どちらも正解である。よってこの日Aの礼は脱落した。
途中結果
A 1ポイント(脱落のため次からポイントなし)
B ポイントなし
C 2ポイント
D -2ポイント
E 6ポイントから0ポイント(Eは本性措置ポイントを使いました)
偽性格
A お淑やか
B 暴力的
C お題なし
D 無気力
E 不思議ちゃん
本性
A 生意気 威圧的 負けず嫌い (BまたはEが一位で死刑確定)
B ドМ 忠誠心が高い 変態 ドS×挑発的×暴力的×殺人的×(AまたはDが一位で死刑確定)
C 優しい ??? ??? いじめっ子×人見知り×創造的×家事が上手い×ボクッ子×多重人格者×マイペース×自殺願望者×(他のプレイヤー)
D 男喋り ??? ??? 中性的×弱気×病弱×姉×妹×マイペース×
E 独裁的 ??? ??? ??? お嬢様×貧乏×冷静×嘘つき×弱気×メイド×演技派×プライドが高い×毒舌×理系×文系×運動神経が良い×偽物×孤独×二重人格×天才的×(他のプレイヤー)
二人目の脱落者が出ました。5ポイント支払って相手一人を選択し、ランダムに一つ本性を暴くことができます。これはそのプレイヤーが当てたことにはなりません。
逆に-6ポイントになると強制的に6ポイントを得るために自分の本性を自動公開します
6ポイント 自分の本性を増やす
5ポイント 一人を指名しランダムに暴かれていない本性を暴く
-6ポイント 自分の暴かれていない本性を一つ自動公開
脱落者が出てもポイントによる追加ルールはこれ以上増えません。ポイントはこの3つのために存在します。
ポイント的にはCが有利となったが差はそこまで変わらない。ポイント制が出たことでDのあたしが一番不利になった。
本性の欄を増やしたE、これで逆戻りだ、圧倒的優位性を誇るEのアリス、アリスが一位になればAの礼、Cの未来、そしてDのあたしが死刑確定だ。
Dのあたしが一位になればBの海利が死刑となる。
だが、Cの未来が一位になれば現段階では誰も犠牲者が出ないのだ。
またはアリスを仕留めてこのゲームを永遠に終わらせない方法もあるが、日常生活には戻れない。
抜け道を考える。
Aテント
この、アリスめ、許さない、絶対に許さない…
Bテント
ふふっ、ふははっ、光が勝ったらと思うと興奮が、ふふふっ…
Cテント
………
Dテント
まずいな…アリスを何としても打ち取る必要があるか
Eテント
なにが増えたか知らないが、これで僕の勝ちは揺るがない
そんな光景をモニター越しから見つめる独裁的な大人、Eの男の姿があった。
「ふん、やはり私の予想通りこのゲームの勝者はEだろうな」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます