エピローグ

 目を覚ました。いつもよりも早く目覚めてしまった。外はまだ暗く静まり返っている。白い世界の夢はあの日以来見ない。あれから半月が経過したが彼女もあの日以来見ていない。エマは、あの音楽祭の主催者として準備を進めているのだろうか。自分は結局首を縦に振れなかった。あのまま首を縦に振っていたら、自分は地球人代表として別の惑星に飛んでいたのだろうか...。

 カーテンからうっすらと朝日が溢れ出した。目を細め、カーテンを一気に開く。全身で太陽の光を浴びる。太陽を見つめ今日も1日生きていくと誓った。

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惑星に響く くりすてる @kurisuteru

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