風鈴ととおせんぼう

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概要

恋とか友情とか言って、みんなも私も怖いんだ。
気付かないフリをし続けていたら、どれほど楽だったろう。泣きじゃくっている美玖はばかだけど、私は底意地の汚い人間だ。二人を秤にかけたら、きっと私のほうが下に傾く。美玖を見上げることで、やっと私は彼女に笑いかけることができるのに。こっちに降りてきてくれないのなら、せめてあなたも笑ってよ。
  • 連載中 全1話
  • 4,543文字
  • 更新
暁美よしこ
  • @dpdtdpdt

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