ピアノの旋律で綴られる純粋で歪な恋の叫び

人への愛を欲しながら上手くそれを表現できず、ピアノを弾く事で苦悩を昇華していた不器用な照江と、そつなく器用に生きているようで他人に興味がなく、歪んだ思考で初恋を拗らせてしまった戸部。
二人だけの世界が崩れ始めたことで起こるそれぞれの心の葛藤が、残酷だけど美しく切ないです。