最悪の大魔王と、最強のドラゴンを倒した男の必殺技は実に残念だった、
影神
必殺○○○○○○○
ある所に男が居た。
男は時間の許す限り、日々の鍛錬に励んだ。
そう、
"モテる為に"
努力は報われる。
見ていた神は誤った解釈をし、彼に力を授けた。
それはどんな相手でも一瞬にして倒す事の出来る必殺技だった。
ただ、無敵の力には代償を伴う。
しかし、人知を越えた先には神をも超越する力を得る。
神の意向は虚しく、男はその力を恥じた。
なんせ、股間からとてつもない力のビームを放つからだ。
授かってすぐに暴発し、男の家の屋根は吹き飛んだ。
膨大な力故にコントロールが難しかったからだ。
自暴自棄になりかけた男を心配し、神は夢枕に立った。
神「男よ、何を恥じることがある。
その力があれば民を守れ、英雄となりうるだろう。」
男「神様、、?!?何でこーゆー力、、?」
神「、、そんなに落ち込んでいる暇があるなら、
最悪と名高い大魔王討伐及び、
最強のドラゴンでも倒してこい!!!
、、あほ!!バカ!!
せっかく、頑張ってたから、、あげたのに、、、泣」
男「あー!!!いや、思ったよりやっぱり、カッコいいし、
神様に授かった力を皆の為に役立てたいなぁって、、」
神「うむ、頼んだぞ、、笑」
こうして、男は最悪の大魔王を倒しに行く事になった。
大魔王「く、く、く、
下等な種を一人残らず消すのが楽しみでウズウズするわ、」
家来「大魔王様、、、」
大魔王「なんだ。」
家来「なんか、大魔王様を出せと言っている
人間が一人で来ていますが、、」
大魔王「かぁかっかかかか。
一人で、しかもワシを出せとな。
よかろう、入れるが良い。」
家来「ははあ、、」
男「すいません。突然。」
大魔王「あ、いえ、。お構い出来ませんが、ごゆっくり。」
男「けっこう綺麗にしてらっしゃるんですね??」
大魔王「あ、家来達がやってくれるんで、、
じゃ、ねえよ!!?
貴様、術者か何かか?まあ、良い。
力には相当自信があるようだな。
良かろう、、少し遊んでやるとするか、、」
男「お邪魔しました。」
大魔王「いぇいえ、またお越しください。」
家来「、、帰って行きましたね、、」
大魔王「何だったんだ、、奴は、、!!?
、、、なんだこのバカみたいな力は、、」
男「うぉおおおおおおおおおおお」
大魔王「大地が揺れる程の力か、、、」
家来「逃げましょう!!!」
大魔王「いや、、もう、無駄だ、」
光輝く閃光と共に一瞬にして大魔王城はチリとなった。
男「次はドラゴンか、、」
こうして、男は最悪の大魔王を倒したのでした。
めでたしめでたし。
最悪の大魔王と、最強のドラゴンを倒した男の必殺技は実に残念だった、 影神 @kagegami
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