この想い、レビューに込めんと!

私はその日、ベッドでゴロゴロしながら読み物を漁っていた。
そしてふと、指が止まった。
なんじゃこのタイトルは、面白すぎる!!
その瞬間、私の布団は吹っ飛んだ。

ふむ、アルミ缶の上で、何を思うのか――
そりゃあ、蜜柑は柑橘類だから……いや、予想するのはよそう。
とにかく読んでみるがいい。

どうしよう、この興奮を誰かと分かち合いたい!
私は手にしていたスマホで電話をかけた。
プルルル……プルルル……電話には誰も出んわ。

仕方ない、こうなったら直接だ。
私はスウェットを脱ぎ捨てて、青Tシャツとジーンズに着替えた。コーディネートは、こうでねえと。

ところがここで大問題が発生した。靴下が――片方しかない!どこだ、相方はどこだ!?箪笥を漁れども、出てくるのは揃わぬ片割ればかり。
そしてついに、洗濯かごの中から、私は目当ての靴下を発掘した。

揃いの靴下を着用し、いざ、出陣!その前にトイレに行っといれ。
片足に下駄をつっかけたとき、私はふと気づいた。
そうだ、レビューを書けばいいんじゃね?