近年稀にみる村人が一番正しかった作品

2章29話まで読んでの感想更新
話を読み進めて主人公が理不尽な出来事に巻き込まれるたびに世の中を一番よくわかってたのが村人だったんだと実感する。
村人の唯一の誤算は職業判定で呼んだ人の引きの悪さくらい。
判定の結果を秘密にしたいのに知られたくない側の偉い人物が田舎の村に来るとは運が悪かったとしか言えない。

話としては一昔前に流行ったラノベのノリが好きな人にはささるかもしれない。
話の展開を進める都合上仕方がないのかもしれないけれど、強さの尺度に疑問を感じる点や王族母娘の面の皮の厚さ等々から目をそらせば話のテンポがサクサク進んでいく点で良い作品。

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