日常がいつの間にか静かに怪異へと変わっていく幻想譚

11月になって雪が降り出し、いつもと違う冬が訪れる……ただそれだけのことが恐ろしく、東京が雪に沈んでいきます。この異常気象を前に一介の高校生たちになにかできるのか分からないうちに、物語は進んでいきます。垣間見えるのは、神の奇跡と人の狂気が交錯するさま。淡々と語られる幻想と怪奇。