第5話 西暦2117年4月5日の出来事③

 

 どこまでも広がる起伏のない平原。

 砂利一つない土の上、機械によって丁寧に刈り取られた緑色の芝生が、周囲一帯に均一に広がり、その様は、まるで目の前に地平線が広がるとすら錯覚させる。

 だが、その景色の向こうに広がるのは地獄。

 黒く錆びた浜辺。

 焼け焦げて、プレート近くまでひび割れた大地が、戦争廃棄物の塊が溶け出し黒く錆びついた川が、遥か彼方に見える海岸の先まで広がる。

 その先には、赤黒く変色した海水が砂浜に投棄された大量の兵器の残骸を、錆びつかせるように打ち付け飛沫を上げていた。

 黒い海は、遠くの大陸まで広がり、大地も海も、汚れ切っていた。

 人が住む気配はない。

 風は放射能と廃棄物の破片を含んで黒く霞み、立ち上ってどす黒い雲を作って遠雷を轟かせる。

 そこは、人を拒み、生き物を拒み、生きることを拒んでいた。

 東京都市、その外郭の景色。

 都市の境目に位置するここは、確かに一歩踏み出せば、地獄が広がっていた。

 この場所に立つことは、もうないと思っていた。

「……ずいぶんな場所に呼び出す」

 東京都市、第七集団公園墓地。

 綺麗に敷き詰められた芝生の上、等間隔に大量の墓石が並ぶ中、男は、遠くに見える人影に目を細めていた。

 その後ろでシェイフォンは、物珍しそうに周囲を見渡す。

「ここは……」

「死者の眠る場所だ。正確には、10年前の死者が眠る場所だ」

「昔の戦争の、ですか?」

「ああ。あの戦争で、一部の人間以外、この本土にいた人間は、文字通り殲滅された」

 草原に突き刺さる木の杖。

 やや重たい右義足を引きずるように、クガミヤはコートを柔らかな人工風に靡かせながら、立ち並ぶ墓標を掻きわけ歩き始める。

「残ったのは、大陸側と共和国側に避難していた一部の特権階層だけだ。残った連中はこの島を焼く熱と光に、灰になって消えた」

「……」

「墓を建てたところ、一瞥の慰めにもなりはしない。死者を悼む人間すら、全て焼いたんだからな。

 ―――――だが、死者が墓から出てくるというのなら」

 そう言って視線を上げると、そこには人影が二つあった。

 一人は車いすに座り、遠くを見つめ、もう一人はその車いすの取手を握り、介添えをしていた。

「墓を建て嘆く意味もあるのやもしれんな」

「クガミヤの本家嫡男、か……」

 遠くを見つめる老人の問いかけにクガミヤは静かに頷く。

「あなたは私を知っている、か。だが私はあなたを知らない。だから、人らしく礼儀は重んじよう。

 私はコウ・クガミヤ。クガミヤ総合探索事務所の者だ」

「……ワン・ゴールフリード。死ぬ前はそう名乗っていたよ」

 介添えの下、こちらに車いすを向け、僅かにお辞儀をするのは、真っ白な患者服に身を包んだ、初老の男性。

 その立ち振る舞い、声色は、60代後半の男性のよう。

 おかしい。

 ワン・ゴールフリードは、公表された年齢は85歳のはず。

 クガミヤは怪訝さに眉をひそめながらも、俯きがちに車いすに座る男の下へと足を運ぶ。

「……時間を取ってもらってすまない。前任者が死んでしまって仕事の引継ぎも間々ならん故、直接依頼主から話を聞かせてもらいに来た」

「構わん。四大家の者であれば、確かに直接話しておかんとならないこともいくつかある。あの女の手にしては、確かに手際がいいと感じられたよ」

「そう言ってくれると助かる」

「では、残り少ない時間だが、付き合ってくれたまえ」

 そう言って、後ろの青年に指示して、ワン老人は、カラカラと車いすを動かし、墓地の間を進み始める。

 都市外郭の向こう、地獄のような光景を横目に、老人は、クガミヤとシェイフォンを背に一つ一つ時間をかけて話し始める。

「さて、どこから話したものかな?」

「まずは直截な部分から。今対象の建物はどうなっている?」

「そこは私から」

 そう言ったのは、車いすを押す青年。

 クガミヤは、車いすを押しながら、僅かに後ろを振り返るその20代の青年に問いかけた。

「失礼だが、名前を聞かせてくれないか」

「氏名はありません。製品番号はH7988S型後期型です」

「……アンタの複製体、か」

「その成れの果てだ。中身は全く別物だがな」

 そう言ったのは、青年の声を、何倍も聞き取りづらくさせたかのような老人の声。

 車いすに乗りながら、老人はややうんざりとした声で語り始めた。

「出来が悪いのは、人並みの知能をインストールしてワシらの周りに置いていたのだよ」

「出来がいいのは、頭に元人格データを挿入して、次の自分にする、か」

「まぁ、それも最後だがな」

「死に時を見つけた、ということですか」

「まぁ、それもある」

 車いすが止まり、老人は不意に外縁の向こうに広がる地獄のような景色を見つめる。

「この世界は生きづらい。そして、こんな世界に変えたのは、少なからずわしらの責任じゃ。それの責任はいつか取らねば、とは思っていたのだがな」

「……三度の戦時を生き抜いた老人の言葉の重みは違いますね」

 クガミヤは、足を止め、周りに立ち並ぶ墓を撫でながら、老人と青年に背中を向け、青空を見上げる。

 街の周りだけに許された青空。

 高々度からナノマシン散布による、気候操作技術の発展により、空気が清浄化され、街の中のみに、清浄な空気が風となって流れる。

 天気は、晴れ、曇り、雨の三つの天気を日ごとに繰り返し、季節すらもコントロールされている。

 街は、技術によって守られているのだ。

「あの戦争は、多くの技術を飛躍的に発展した。人のソレを超える人工知能を搭載したアンドロイド、ナノマシンによるミクロテクノロジーの発展、ネットワークシステムは、既に人の意識すらもこの小さなチップに収められるほどに記憶媒体を作り上げた。

 我らは、或いはあの戦争に感謝せねばならないのかもしれないな」

「多くの血が流れた結果、我らはその恩恵を受けることができる、か」

「そうだ若造」

「まるでイカサマだ。足し引きの計算が合わない」

「歴史を進めるというのはそういうことだ。停滞は人という種を、歴史を腐らせる。我らは人という種を保存し、精錬するために、争わなければならなかったのだよ」

 クガミヤの表情は一切変わらなかった。

 彼は一歩、芝生を踏みしめると、風にコートを靡かせながら、遠くを見つめるワン老人の下へと再び近づいていく。

 この広大な墓地の中、無数の墓標を背に、彼は、老人の言葉を鼻で笑う。

「その言葉、この地に眠る人間全員に伝え、死んだら詫びでも入れるといい」

「……」

「それとも、この地の墓標一つ一つに懺悔でもするつもりで、死体を操ってここまでやってきたのか?

 今際の際に浮かび上がる矮小な罪悪感が、アンタをそうさせたのなら、哀れなものだ」

 

 ―――――噴き上がる殺気。


 草葉を纏い舞い上がる冷風。

 踵を返す刹那。

 車いすを介添えしていた青年は、一瞬鬼のような形相でこちらを振り向くと、低い姿勢はそのままに、腰の後ろに手を掛けた。

 その指にトリガーがかかり、銃把が握りしめられる。

「コンバット」

 静かな、か細い声が墓地に聞こえる。

 刹那、轟音と共に立ち上る衝撃波。

 土煙は、大量の草葉を纏い地面から真上に立ち上り、やがて風と共に晴れていく。

その渦中、クレーターを草原に作り、剥き出しになった地面の上、深々と頭と胸部を押さえつけられ、地面に埋め込まれた男がいた。

後ろに回していた腕は、軽々とへし折られ、あらぬ方向へと向き、その腕ごと背骨をへし折らんばかりに、男の背中に片膝が突き刺さっていた。

モゴモゴと苦しげにうめく男の後頭部を抑える細腕。

巻き上がる土煙の向こう、少女シェイフォンは、うつぶせに地面に男を押し込みながら、事務的に告げる。

「警告をします。これ以上の敵対行為を行う場合、当該対象の殲滅を開始します」

「シェイフォン抑えておけ、じい様の椅子は俺が押すとしよう」

「はい、先生」

 機械的な応対を行うシェイフォンを横目に、木製の杖を腰のベルトに差し込むと、クガミヤはややぎこちない足取りで、車いすを押し始めた。

 その圧倒的な差に、老人は、車いすに乗せられたまま、ややうんざりとした表情を浮かべる。

「やれ。最新機種の義体でもこの様か。お主のアンドロイドには、余程のパーツと動力源が仕込まれているな」

「御国のパーツに粗悪品が混ざっていたんだろう?」

「かもしれんな。よかろう。テイホンとかいう男よりは信用はできよう」

「死人が偉そうに。本題に戻ろう」

 嵐吹き荒れる遠くの景色を横目に、老人は彼の言葉に、一つ一つ俯きがちに言葉をつっむぎ始めた。

「対象物体は、契約書にも書いたが、丙区第八画内、68番地の賃貸型の30階建てのマンション。

 12年前に、甲区内の建築業者に依頼し、6年3か月の時間を掛けて建築した」

 工事期間が長い。

 人が住むことを目的としているのなら、なおのことだ。

マンション内の部屋自体を先行販売している以上、マンション工事自体が遅滞なく完了しなければ、契約解除で入居に逃げられてしまい、最悪訴訟も視野に入れられる。

工期についてどういう説明をしたのかは、不明だが、それにしても長いと、コウは老人の言葉に感じた。

「工事完了時の入居者は?」

「満室だったよ」

「……それだけの工事期間があったのにも関わらず、か?」

「もちろんだ、と言いたいところだが、さすがの経営者としてのワシも何かおかしいと思ったよ」

「まずは、工事期間の水増しかどうか、か」

「凡その材料はわしらが支給していた。故に建材の在庫数量を工事開始から終了まで調べたが、特に在庫の減りも全て許容範囲内だった。

 次に各作業員の記録データの悉皆確認。

 だが、これも特に異常なほどに怠慢を働く作業員は一人もおらんかった。もちろん多少の休憩は許容されるべきだが、月単位でサボタージュを行う者はおらなんだ」

「工事は、滞りなく、か」

「契約書に書かれているとおりの事実がそこにあった。

 だが、入居者の通報で、各階の図面の中に、記載されていない区画が、建物の中にあることが分かった。」

 クガミヤは、その言葉に僅かに顔をしかめると、ピタリと足を止めた。

「……そこが、ということか」

「しかり。そこが、『楔』となっている」

「何が出てきたんだ?」

「さてな」ワン老人は、過去を懐かしむような、どこか他人事の調子で、クガミヤの問いかけに対して言葉を続ける。

「曰く、この世のものではない、とのことだ」

「……」

「この科学の時代に、おかしなものだと思ったが、案外そういう存在こそ、この世界の埒外に居座っているのかもしれんな」

「入居者リストと工事請負契約書はあるか」

「ああ。そこだよ」

 老人は、遠くを指さす。

 そこは、広大な公園墓地の端。小高く盛られた丘の上。たった一つ建てられた小さな墓標が見えるその場所が、視線の先にあった。

「……わかった」

「ありがとう。もう少し押してくれ」

 言葉は少なく、老人の言葉のままに、クガミヤは車いすを再び押し、遠くに見える丘の上へと足を運ぶ。

 誰もいない墓標の群れ。

 風が吹き抜け、項垂れる老人のしわがれた顔を撫でていく。

「……ワン老よ」

「死は怖いと思った、だが、長い時を生き、やがて踏み出すことが恐ろしいと感じた」

 死者の眠る地を抜け、やがてそこには、一つの墓標。

「ワシは、この世界が愛おしかったのだよ」

 ――――ワン・ゴールフリード ここに眠る

 自身の墓の前に佇み、老人は力なく項垂れ、クガミヤは車いすから離れて、その墓の下に片膝をついて、座り込んだ。

 チャリンと墓石に鳴り響く金属音。

 墓石の前に置かれた、金色のコインが一枚、飾られた大量花束の中で、太陽の光を反射する。

 ポケットから効果を置き終えると、クガミヤは墓に両手を添え、スッと目を閉じた。

「……。日本人なりの死者の手向けだ。黄泉に旅立てるようにな」

 そう言って、クガミヤはややあって目を開けると、腕をゆっくりと、下した。

 そして、車いすに座り込んだ老人に尋ねる。

「これが最後になるから、聞いてやる」

「よかろう」

「現在入居者はどうなっている?」

「さてな」

「未だ結論は出ていないが、少なくとも俺は、アンタをそれほど善人だとは思っていない」

「……」

 目を開けた先には、ワン・ゴールフリードの生存年月日が彫り込まれていた。

 1940年-2117年

 クガミヤは、腰に差し込んでいた木製の杖を地面に突き刺し、支えにゆっくりと立ち上がると、老人を背にもう一つ問いかけた。

「じいさん。マンションの設計は誰に依頼した」

「……」

「こうなることを織り込んだ上で、アンタは死んだ。

 その人格チップの残滓をそのアンドロイド体に埋め込み、アンタは自身の死期を悟って衰弱死した。或いは、自殺した」

 ギシリと車いすのパイプがきしむ音が聞こえ、老人の曲がった背中がゆっくりともたげていく。

「今の言葉で感じたよ」

 クガミヤの背中を覆うように、影がゆっくりと迫り、その細腕が伸びる。

「あの建物から生まれたものは、おそらく俺もアンタも知っているものだ」


 ―――――空を切る切っ先。


「アンタは意図して、こうなるように、マンションを作ったんだろう?」

 刹那、風を切る杖の先。

 真一文字に振り薙ぐ軌跡が虚空に一閃を刻む。

 振り返りざまに、クガミヤが体をバネのように翻して、水平に薙いだ杖の勢いは、その老人の左腕をへし折り、脇腹に深々刺さった。

 へしゃげた腕が千切れ落ち、断面から火花が飛び散る。

 くの字に曲がった老人の口の端から零れ落ちる大量の血。

 内臓が破裂し、痙攣を始める痩躯を睨みつけ、クガミヤは地面に転がる機械の腕を睨みつけ、肺にためた空気を吐き出した。

 杖が、地面をたたき、鋭い双眸が後ずさる老人を捉える。

「目的はなんだ」

 老人は血を吐き出し続けながら、ニィと嗤う。

 ふらつきながら、自身の車いすまで、後ずさりしていき――――その取手を握りしめて持ち上げる。

「ワシは……生ギッ!」

 アーチを描き、激しく飛び散る血飛沫。

 ドン、と鈍く重たい衝撃を放ち、破裂する内臓、そして肋骨、埋め込まれた無数の部品が肉片を纏いながら吐き出され、地面に零れ落ちる。

「――――愚問だったな」

 飛び散る飛沫を頬に受け、クガミヤは指で拭いながら、視線を伏せる。

「死者に問いかけることは、すでにない」

 そうして、胸部に大きな穴が出来上がり、飛び出したるは、拍動する心臓。

 脈打ち跳ねる管に繋がれる心臓を握りしめ、背後から伸びた細腕が、柔肌に返り血を滲ませながら、老人の痩躯を貫いていた。

 スゥと細める、赤く変色した双眸。

 肩まで伸びた銀の髪を風に靡かせ、少女、シェイフォンは痙攣しのけ反る老人越しに、主に問いかける。

「先生、どうされます?」

「……ワン老。静かにお眠りを」

 老人はそれでも、青空を見上げ、嗤う。

「これで……いい」

「トウテツ」

「ワシは……必ず……あの塔を!」

 コツリと石畳を叩く杖の音が広がり、見下ろした自らの影に囁き、告げる男の言葉が風に乗る。

 影が深く濃く、大地に浮かび上がび、ニィと嗤う。

 闇の底から、獣が顎を大きく開く。

「喰らえ」


 ――――仰せのままに。


 骨と肉が爆ぜ混ざりあう咀嚼音。

 刹那、巨大な獣の首が大地から伸びた次の瞬間、老人の姿は影にのまれ、その場から消えてなくなった。

 残ったのは、剥き出しの心臓を握りしめるシェイフォンのみ。

 赤く変色していた瞳が、元の黒色に戻り、少女は一息つくと、未だ拍動する心臓を両手に抱える。

「コンバットアウト。先生こちらは」

「予定通りに」

「はい」

 地面に心臓を放り投げると、シェイフォンはクガミヤの言われるままに、ワン老の墓へと駆け寄った。

 その地面に打ち捨てられた心臓が、やはり影の中へと飲み込まれる様子を横目に、クガミヤは墓に添えられた花束や、自身が添えた硬貨を脇へと退ける。

「……」

「お優しいことだ」

 影の中から聞こえてくる低い笑い声。

 闇の底から笑う声に、クガミヤは何一つ動じることなく、花を退け終えると、シェイフォンに墓石を掘り起こすよう指示する。

「この花を添えた連中、この男のことを何も思っていない。そして、死したこの男も何も思っていない。

 この男が望んでいるのは、おそらく」

「昔から人間にはそういう願望があるものだ主よ」

 土ぼこりを上げ、墓石を軽々と掘り返すシェイフォンを横目に、クガミヤは影から聞こえる言葉を遮る。

「不老不死、永遠の命。人は闇を恐れ、死を恐れる。その感情を持つことを否定はしないし、俺も或いは、同じ立場に立てば、同じことを思うかもしれない」

 ゆっくりと横に倒れていく墓石。

 ドンと、地面から突き上げるような衝撃を受けながら、クガミヤは目の前に濃く上る土煙が晴れるのをじっと見つめ待つ。

「そして、その感情が、世界を壊すだろう」

「先生、棺が見えてきました」

「出力を一段階引き上げろ。掘り起こせ」

「はい、出力強化します」

 やや赤みを帯びる少女の瞳。

 土煙の中、少女はさらにこぶしを突き上げると、地面めがけて叩きつけると、さらに重たい衝撃が地面を通じて、土煙と共に走った。

 足元を走るのは、大地を裂く亀裂の波。

 大地が文字通りに砕かれんばかりの一撃が、草原に走り、やがて収まるころ、深々と目の前に、人が一人、すっぽりと収まりそうな大きなくぼみが、風と共に晴れていく土ぼこりの向こうから露になった。

 そして、剥き出しになった棺桶の蓋もまた、ぼたぼたと降り注ぐ泥を被りつつ、クガミヤの前に露になる。

「やぁ、ワン老子」

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蒼黒の騎士 ベアハウンド @bearhound

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