サルカニ合戦 禁断の果実編 その弐
むかしむかし、柿のタネをひろったサルが、
おにぎりを持ったカニに、出会いました。
サルはカニのおにぎりが欲しくなり、カニにずるいことを言いました。
「この柿のタネを植えれば、毎年おいしい柿の実がなるよ。
どうだい、おにぎりと交換してあげようか?」
「うん、ありがとう」
カニは大喜びで家に帰り、さっそく柿のタネを庭に植えました。
せっせと水をやりながら、歌いました。
♪早く芽を出せ、柿のタネ
♪出さねばはさみで、ほじくるぞ
すると、すぐ芽が出てどんどん大きくなりました。
カニはさらにせっせと水をやりながら、歌いました。
♪早く実がなれ、カキの木よ
♪ならねばはさみで、ちょん切るぞ
すると、あっという間にたくさんの柿が実りました。
「よし、これで柿が食べられるぞ。」
カニは柿の木によじ登り、柿を一つ取って降りてきました。
カニが柿を食べていると、
そこにカニの恋人のアダムがやってきました。
「やぁ。イブ。」
「あら、アダム。この柿とってもおいしいのよ。食べて。」
二人で柿を食べると、二人とも突然、裸でいるのが恥ずかしくなりました。
そこで、二人のカニは柿の葉っぱを体にまとったそうです。
ん?なんか混ざってる?
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