サルカニ合戦 禁断の果実編 その壱
むかしむかし、柿のタネをひろったサルが、
おにぎりを持ったカニに、出会いました。
サルはカニのおにぎりが欲しくなり、カニにずるいことを言いました。
「この柿のタネを植えれば、毎年おいしい柿の実がなるよ。
どうだい、おにぎりと交換してあげようか?」
「うん、ありがとう」
カニは大喜びで家に帰り、さっそく柿のタネを庭に植えました。
せっせと水をやりながら、歌いました。
♪早く芽を出せ、柿のタネ
♪出さねばはさみで、ほじくるぞ
すると、すぐ芽が出てどんどん大きくなりました。
カニはさらにせっせと水をやりながら、歌いました。
♪早く実がなれ、カキの木よ
♪ならねばはさみで、ちょん切るぞ
すると、あっという間にたくさんの柿が実りました。
「よし、これで柿が食べられるぞ。」
カニは柿の木によじ登り、柿を一つ取って降りてきました。
カニが柿を一口かじると
突然 柿から白い煙が立ち上り
カニはあっというまに おじいさんになったという話じゃ。
ん?なんか混ざってる?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます