むかしむかし、柿のタネをひろったサルが、

おにぎりを持ったカニに、出会いました。

　サルはカニのおにぎりが欲しくなり、カニにずるいことを言いました。

「この柿のタネをまけば、毎年おいしい柿の実がなるよ。どうだい、おにぎりと交換してあげようか？」

「うん、ありがとう」

　カニは大喜びで家に帰り、さっそく柿のタネをまきました。

せっせと水をやりながら、歌いました

♪早く芽を出せ、柿のタネ

♪出さねばはさみで、ほじくるぞ

ところがいつまでたっても芽が出ません。

カニはタネを掘り返してみました。

すると、どうでしょう。

柿のタネは『カ○ダ製菓』の柿の種だったのです。

おしまい。

よい子のみんな、柿ピーの中の柿のタネは植えても芽が出ないぞ。

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