太宰作品の中でもっとも有名と言っても過言でない「走れメロス」の登場人物を坂口安吾、太宰治、そして第六天魔王に置きかえた、「混ぜるな危険！」作品。

なにに違和感が仕事してねぇ！


町田康のような超不条理な展開も笑いどころ。
登場人物たちの歴史上の経歴や、逸話から伺えるキャラが存分に生かされています。
文学とその作家、そして歴史上の人物に対する知識と愛情を感じられる素敵なコメディ作品！

まんまです。そして菊池寛が残された借金をみて、
太宰と共に坂口まであの世で叱りつけてることまで見えました。
ダメ人間混ぜるな危険。

走れメロスが、太宰の体験談を元に書かれた作品だという話は聞いたことがあります。
体験談の中に本人と安吾と信長(邪智暴虐の王)が出てきて、なんだか分からない世界です。
おでんもモンブランも美味しいけど、混ぜちゃったら不味くなる……はずが結構美味しくなっちゃったみたいな感じ(笑)

どうせだったら、風博士よろしく、最後はみんなでインフルエンザに罹って消失してしまってもいいと思います！