発想が良い! 読みやすい! 面白い! ヒロイン可愛い!
- ★★★ Excellent!!!
普段、ライトノベル等を読まない自分でもそのタイトルのインパクトにつられました。
ロシア美人、それもアルビノという設定は目新しいだけでなく、普通のラブコメとはどういった違いが出せるのか、と挑戦的な設定には興味を惹かれない訳がありませんでした。
そして、料理作りに押し掛けてくるだけなら、通い妻のようですが、並行して料理教室という部分がまた斬新ですね……それだけの手間は尽くしてくれる意思表示に違いなく、リーリヤさんの本気が伝わってきます。
以上から、もうタイトルで完成しているのですよね……と思いきや、物語もきちんと面白いです。
(まず、“性格が彼女の胸に似て、とにかく控えめで大人しい” ← 貧乳好きにはたまりませんし、表現も上手いです。この時点で最高です)
とにかく飛び出て来る発想が面白いです。
お葬式ヨロシクなどは、ジェネレーションギャップのようなもので私が知らないだけで、もしかしたらメジャーなのかもしれませんが、明確な精神攻撃の類としてストレートで、わざわざ花瓶用意する!? とツッコミどころだったのでしょうか、少しクスッときました。
料理に精を込めることには、作中で述べられた通り、単なる反発心だったのかもしれないですが、ちょっと風変わりな思考には、もしかしたら深い事情がありそうで先が楽しみになりますね。
主人公であるリョータに対してだけは心を許している事が会話から直に伝わってきます。
無言が続くコミュニケーションの中で、気不味い雰囲気にならないのは、二人の相性の良さですね。
登場人物のフルネームが明かされていないのも、読みやすい利点になっています。