これからやっとこさ、いっぱしのサラリーマンになる私には、どこまでが嘘なのか、いまいち分からなくて、面白いけどちょっと怖い……。

妙にリアルで、妙に質感（言葉で表すなら……しっとり？）がある。

一言で表すなら……まさに「しゅーる」。

毎回、奇想天外な、お話がくるので、たのしいです。
いつも、更新たのしみです。

町内会で自転車のブレーキ音立て係になりたい人も。

　職場に家庭、町内会に冠婚葬祭。
　平凡なサラリーマンの日常に潜む些細な不条理は、認識された途端に世界の常識を塗り替える。
　妙な社則に、現実離れした出来事。どこかで聞いたようで、絶対に聞いたことのない商売や社会問題まで。

　私達の住む現実世界と紙一重の不条理世界、そう思わせるリアリティ。
　上司も同僚も妻も僧侶も、登場人物が皆「ありふれた市民」の「平凡な感性」を持ち、大真面目に生きているからこそ、シュールな世界が笑いを誘います。
　まずは一話目、三百文字足らずを、是非とも読んでみてください。

皆様、最近心から笑ったことはありますか？
微笑ましいこと、爆笑してしまうこと、苦笑してしまうこと。
この連作短編はどれも外れなし。
一言でいえば、「シュール」かつ「オンリーワン」
こ、この発想があったとは……！
超リアリズムで綴られるおかしな非日常。
各話も短く（1分以内）凝縮されていて、切れ味が抜群です。
ご丁寧に作者が面白いとおススメする話には「●」がついています。
まずは、この「●」を読んでみましょう。
きっと、全話読破します。

何が素晴らしいって、この短さで確実に笑いをくれること！
エレベーターの待ち時間でも読めるレベルの短さ。でもしっかりと笑わせてくれて、明るい気持ちになれる。

とにかくギャグセンスが抜群の作品！

決して派手ではないんだ……。
みんなの普通の生活が描かれてるんだ……。
だけどネジが１個か２個、あるいは３個か４個抜けちゃってるんだ……。
だけどそこがいいんだ……。
結婚したくなるほど面白いんだ……。