番外編:設定資料2




※ここでは裏設定やネタバレも若干含みます。



人喰鬼オーガ側】


ΑΩアルファオメガウイルス

 始まりと究極(起源と最終)、全て、永遠を意味する変異体の細菌。

 元々は『とある国』で極秘裏に開発されたバイオテロ目的のウイルスではないかと思われている。

 それを日本人の研究者である「西園寺 廻流(夜崎 醒弥)」が独断で流出させ、改良された後に人喰鬼オーガの誕生に至っている。

 ※ΑΩ=アルファ・オメガと読むが、研究者は簡略して「エー・オーム」と呼ぶ者もいる。



赤鬼レッド

 青鬼ブルーの状態で約1000人以上、人肉(血液)を捕食することで皮膚が赤色になった状態である。

 人喰鬼オーガの進化系といえる状態であり、生前の知性と記憶が戻り通常に会話することができる。飢餓状態も抑制できるようになった反面、別の欲情(物欲や性欲など)が芽生えていることが多い。

 また生前に備わっていた人格の裏側といえる「負」部分が増幅して強調されており、大抵は精神的に不安定な者が多い(但し、笠間 潤輝は生前のままである)。

 身体能力も大幅に強化され、複数(推定300体)の青鬼ブルーに指示を送ることが可能であり、群れのリーダー格となる。

 他の人喰鬼オーガと同様に頭部が弱点であり、Øファイ-ワクチンを体内に摂取すると即死する。



白鬼ホワイト

 現在では、13歳の美少女風の姿をした1体(ミク)しか目撃されていない(醒弥曰く、白鬼はΑΩアルファオメガウイルスそのモノであり、この世でミクしか存在しないとか)。

 その容姿は不健康そうな蒼白肌と白髪を持ち、眼球は他の人喰鬼オーガと変わらず漆黒であり瞳孔部分だけ紅く発光している。

 高い知性と衝動を抑える理性を兼ね備え、全ての人喰鬼オーガを従える能力を持つ。遠隔で操作したり、その場で殺すことも可能。

 さらに指示する青鬼オーガの身体能力を一時的に向上させることもできる。

 赤鬼から「女帝」として平伏されており、普段は思念でやり取りしている。

 戦闘能力は未知数であり、身体から触手を出現させるところまでは判明している。



〇特殊変種体Var

 白鬼ミクによって改造された青鬼ブルー

 知能は低いままだが戦闘能力に特化され、あらゆる生物を融合させたような異形の姿を持つ。

 醒弥によって囚われた、「西園寺 勝彌」の成れの果てとして登場し、弥之達の前に立ちはだかる。



【人間側】


Øファイ-ワクチン

 本当の読み方はパイ。空集合であり数字の「0」と同様に「何もない」こと、つまりウイルスを「0」にするという意味がある。

 夜崎 弥之の体内から造られる抗体ワクチン。

 唯一、人喰鬼オーガことΑΩウイルスに対して有効であり消滅効果を持つ。

 弥之の体内から摘出した状態での培養は不可能であり、直接身体から血液を採取してワクチン製造するか、直接血液を投与あるいは摂取するしか効果は得られない。

 反面、血液の量は極微量でも即効性の効果が得られる。

 今後の設定として特殊カプセルに弥之の血液を微量に投入することで、携帯用のワクチン化が可能となる。

(第二部では通常で売る場合、一つのワクチンで数千万の価値を持つと言われるようになる)



戦死乙女ヴァルキリア

 姫宮 有栖達のように黄色イエローに感染した状態で、弥之の血液を接種して人間に戻れた際、一部の人間に発現する現象。

 気持ちが高揚すると双眸の瞳孔部分が赤く発光し、身体能力と感覚機能が飛躍的に向上する。また通常よりも回復力が早いなど超人的な能力を得る。

 醒弥曰く、「Øファイ救世主メシアを守るために存在する、守護衛乙女達ガーディアンズ」らしい。また発現する条件も相当シビアとのこと。


戦死乙女ヴァルキリアの発現条件》※現在知り得る範囲

・女性であること(年齢は関係ない)。

・生娘(処女)であること(戦死乙女ヴァルキリアとして発現すれば、その後は損失しても能力は永久に維持できる)。

Øファイ-ワクチンの救世主メシア(弥之)と波長が合う者。また救世主メシアに対し脳内物質であるオキシトシン、ドーパミンやエストロゲンの量が一定以上に分泌されるか(つまり弥之に対し好意を持つ者であるか)などがある。



【???】

ゴッド

 人喰鬼オーガの神と称され、その影響力は人間にも及ぶという、あらゆる生物を超越した謎の存在とされている。

 弥之の実兄である「夜崎 醒弥」がこの存在になろうと、相反し表裏一体である二人の救世主(弥之とミク)を通して目論み画策している節がある。





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もしかしたら再起動が早くなるかもしれません……(^^ゞ


それでは第二部でお会い致しましょう!



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陰キャぼっち、終末世界で救世主となる 沙坐麻騎 @sazamaki

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