第5話
それから1カ月後、優斗と草子はふたりで住むマンションを見つけ、引っ越しをした。審美眼のある草子のインテリアコーディネートでふたりがハーモニーを奏でるようなそんな部屋にした。
それまで2年間離れていたふたりが再開し、暮らしをともにする。しあわせの絶頂としか言いようがない。セミダブルベッドにダイニングセット、調理器具や収納用品、そして間接照明は夕暮れ時から夜にかけてロマンティックな演出をしてくれる。
「わたし、しあわせよ。」
「ぼくも、しあわせだよ。」
天国で見守ってくれている優斗の母に毎日祈りを捧げながら。
ふたりの部屋 綾音 悠子(あやね ゆうこ) @mellow3
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