TRPGの楽しさって、案外身近なところにあるのかもしれない…と思った。

どうも。
最初に断っておきますと、私はこのリプレイの
文字起こしを手伝った縁で本リプレイを読んでいます。
でも嘘は書きたくないので正直な感想を書きます。


当初ですね、なんだこのさむい物語は、って思ってたんですよ。失礼ながら。
だって『ジャッジメントキングダム』ですよ、『シ↓ヴァ↑ール』ですよ。
「報酬はキスで…と書いたのを消した跡がある』のあたりで
「大丈夫か!?大丈夫なのかGM!?このセッション
黒歴史ノートの中みたいにならないかGM!?」って思いました。
文字起こしの関係でごく一部の会話を聞いていたので
余計に不安になったんです。なったんですが…

終わってみるとなんかスゲー綺麗に纏まっている。
しかもプレイヤーたちのロールプレイが主体で。
ゲームマスターの用意した世界をうまく生かし、
プレイヤーとゲームマスター『みんな』で
納得のエンディングを創り出している。
先行の印象は上記の通りあまり良くなかったので、
それをひっくり返すだけの力ある物語が生み出されたのだなぁ、と。

デフォルトで
『(PC1は)頭を打ったのか?』
『いつも打っているようなものでしょう』
と返されるような言動のPC1(ツヴァイ)が真面目に格好良く見え。
常にクレバーかつユーモアを交えて
物語全体をフォローするPC2(ラグ)が頼もしく。
常識人ポジで流され役が多く突っ込みも多いPC3(ルシェド)が
一番一般人っぽいという側面を活かして大活躍し。
なんというか、みんな楽しみながら良い物語を創っている。
普段ならちょっと恥ずかしくなるようなロールプレイも、シナリオも。
全力でプレイすることで心動かす物語に変えている。
TRPGのリプレイとして、またセッションとして
とても理想的なものになっていたんじゃないかな…と。
文字起こししてる時には『大丈夫なのかこれ…』と慄いていた過去の自分には
到底思いつかない感想を抱いてしまいました。
『みんなで楽しんで、物語を創る』
そういう意味で、初心を思い出したい熟練者さんなどにもおすすめです。