初夏色ブルーノート

作者 無月弟

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★★★ Excellent!!!

美しく年を重ねた老女の独白と、若かりしころの可憐な語り口に圧巻されます。
時間の流れを見事に書き切っているのは、語りだけではありません。
古きよき喫茶店の雰囲気や、あの頃ころならではの言葉が華を添えます。

シワだらけのお婆ちゃんになっても、大切にしている思い出とは。

作中のブルーノートの響きを確かめてください。

★★★ Excellent!!!

明子さんは霧深いプラットホームで列車を待っています。
事故があってダイヤが乱れているとのこと。
しかたないねえ、駅を出たところの喫茶店で
列車を待つことに。
そこに流れてきたのは、智昭さんが未完成で残していった曲。

今頃明子さんはどうしているかな、孫がいたりするくらいか。

★★★ Excellent!!!

明子は乗ろうとしていた列車の大幅な遅延に、暇を潰そうと近くのカフェを訪れた。
コーヒーを飲みながら、店内に流れるBGMを聴いていると、聞き覚えのある曲が。
それは、かつての恋人が作った曲。
しかし、その曲は未完成のものだったはず。
何故、それが今こうして流れているのだろうか——?

何も知らない状態で読むのがオススメ。コメント欄は最後に開いて欲しいかも?
冒頭から「おお!」となる展開にぐいぐい引き込まれて、どんどん続きを読んでしまいます。
明子さんの性格が好き。大らかで、懐が広くて、まっすぐ。

読後はほっこりとした、優しい気持ちになれるはず!

★★★ Excellent!!!

同じあらすじから物語を作る筆致企画。おそらくこの主人公は企画内最高齢です(まだ継続中のため断言出来ない)。そこで立ち寄ったカフェで流れていた音楽につられて、彼女は自分の人生を振り返ります。さあそこの貴方。貴方も一緒に彼女の人生を追いかけてみませんか? きっと素晴らしい宝物が見つかりますよ!

★★★ Excellent!!!

この作品は、ゆあんさまの自主企画、「筆致は物語を超えるか」【初夏色ブルーノート】参加作なんです。

この自主企画で読ませていただく作品。どれも素晴らしいのです。

私も時間ができ次第、書こうなんて思っていました。
でもね、こんな素敵な作品を読んでしまうと、もう衿を正すしかなくて、軽い気持ちじゃ書けないな。

明子さんの一生。
胸に響きました。

すばらしい作品で、後味もよくて、どうかお読みください。

★★★ Excellent!!!

長い長い旅路のすえの物語。
人生をまっとうし、自分の意思で乗り越えてきた女性の物語。

読んで、よかった、と素直に思えました。
そして、こんなお話が書きたいと、こんな人になりたいと思いました。

物語の主軸である作者さまの「人間関係において迷惑上等」な哲学は他の作品でも度々見られて、ホントに好きなんですけど、
まさしくそんなお話です。