設定だ

※こちら企画には全く関係ない作者のメモ書きみたいなものなので、読み飛ばしていただいて大丈夫です。



【異能者】

概要:正式名称『第一種異界生物代行能力者』もしくは『第二種人体変異発覚者』。


※【イド】は『第二種変異体』、異能者は『第二種人体変異発覚者』。当時は同様の区分にされていたが、時代の流れに連れて【異能者】の人権問題に発展する前に名称が変えられた。


 肉体のどこか、目に見える箇所に生物か無機物らしき痣が浮かび上がっており、その意匠によって異能の種類が変わると判断される。

 旧世界の変異していない人類を凌ぐ身体能力を持ち、その理由は新陳代謝が異常な速度で行われているからだと思われる。

 肉体的な能力に関しては変異以前の肉体に依存し、碌に運動をしていない青年よりも、何らかのスポーツか格闘技などの経験者の方が、身体能力の向上度は段違い。

 何らかの生物の意匠がある異能者は、その生物と所縁のある【異能】が発現するとされ、無機物に関しては未知な箇所が多い。

 しかし、剣などの露骨に武器の意匠がある異能者は、斬撃を飛ばす、もしくは肉体行動が剣の攻撃に置換される等の【異能】を発現するとされる。

 歴史上、二つの意匠を持った【異能者】は『第四種異界生物代行能力者』しか確認されておらず、それ以降の『第五種(略)』の【異能者】は何らかの生物と無機物の特徴を重ね合わせたような特異な意匠を浮かび上がらせる。


 名称『第○種異界生物代行能力者』の名称の由来は、明らかに地球在来の生物とは思えない生物の意匠を発現させた【異能者】の存在が何人も確認されていたから。

 また、【異能者】は何か精神的に強い衝撃を受けた時、自らの深層意識にて己の【異能】の源流たる〝何か〟と相対するイメージを見た経験のある者が確認されたから。

 未知でしかない異能に学術的な説明を付ける為に、あくまでも【異能者】となった人体は、【異能】の源流たる〝何か〟を宿らせた依代のような存在という学説が提唱され、それが最も有力だからという酷く曖昧な理由から来ている。


『第一種』………地球在来の生物の意匠。意匠の元になったとされる生物に似た異能を発現させる。

ex.)狼の意匠:『脚力を爆発的に強化する異能』


『第二種』………地球在来の無機物(石、液体など)の意匠。意匠の元になったとされる無機物に由来するとされる異能を発現させる。

ex.)ダイヤモンドの意匠:『無色透明の鉱石を生成し、ポルターガイストの如く操作する異能』


『第三種』………地球在来の生物、もしくは無機物の意匠。意匠の元になったとされるものに似た異能を発現させる。

ex.)虎の意匠:『肉体の一部、あるいは全身を虎の如く肉体に置換する異能』

※虎バージョンの人狼とも言える。しかし、見た目は生物とは言えず、むしろ【イド】に酷似している。

ex.)鉱石の意匠:『肉体の一部を鉱石のものへと置換し、自由に変形させる異能』

※鉱石そのものが肉体を武装するように置換され、まるで鉱石を纏っているかの様な形状を生成する。


『第四種』………地球在来の生物と無機物の二つを兼ね合わせた意匠。どのような異能を発現させるのかは完全に判明しておらず、複数の能力を融合したような【異能】発現するとされる。だが、極々稀に複数の【異能】を発現させることもある。

ex.)馬、尖った鉱石の意匠:『全身を馬に似た生物に置換し、鎧のように鉱石を纏う異能』『電撃を操作する異能も併せ持つ』

※見た目は一角獣に似た人型の【イド】。多少、形状に人間らしさが残っている。


『第五種』………明らかに地球由来でない生物、もしくは【イド】に似た生物の意匠。個体が少ない為、情報不足。記載不可能。



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永久禁固刑:特級戦犯異能者


フリガナ:ヤサカ イヅル

氏名:弥栄 惟鶴


性別:男性 年齢:28歳


特徴:黒髪紫眼。肩までの短髪女性の如く容姿。蛇に酷似した瞳孔は紅色。


外見:中性的な容姿。長身瘦躯。二重瞼。


服装:女装を好む。金髪のウィッグを好んで被り、紅い西洋ドレスを改造した、男物にも見えるドレスローブを羽織っている。


種別:『第四種異能者』


意匠:『太陽型のチャクラム、黒鱗の蛇』


異能力:1.『武装発現型』 2.『肉体置換型』 3.『特異能力型』


詳細:1.『紅刃金輪の大型チャクラムの生成』

   2.『紫晶鉱石を纏う人型の黒蛇に変異』

   3.『詳細不明。何らかの毒物生成と思われる』


(元)所属:日帝軍秘匿特務部隊『特異体調査部隊』第二部隊隊長

階級:特務少尉


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壊陽のジャバラ にゃ者丸 @Nyashamaru2

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