豪快に暴れてやるにゃん

主人公(人じゃないけど)のニャン吉くんは、しょっぱなから清々しいほどのクズ猫っぷり。それで良いのか、主人公。良いんです。むしろ、そんなのはまだ序の口です。何しろここは地獄だから。生半可な覚悟では生き残れません(地獄で「生きる」というのも変ですが)。
鬼のような鬼に、虫けらのような虫たち。個性豊か、というか強烈な仲間たちを巻き込んで、極彩色の地獄絵図。容赦なく降り注ぐ試練は作者様の愛の鞭。
蝶のように舞い、鬼の角で刺し、蜻蛉は……良いのかその名前で!?

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