とっても怖い……気になりすぎてしょうがない!

たしかに「常」ではないことを信条としている物語には違いないです。
短い中、淡々とした身のこなしの中にある、毒とも刃物とも言えない「形のない何か」が、私にはっきり視えていて、それがとても怖く、迫ってきては何もせずに去っていく姿を、無性に追いかけていきたくなる。

私は「近鉄バッファローズを求めて」「事故物件」が好きでした。
もう読んだら後戻りできない、その手の小説ですね……。