魔法少女の行く末

命を掛けて、この世界を救う意味はあるのだろうか…

痛いのは嫌だし、しんどいし苦しい。

不本意に勝手に選ばれた。

正直、全部投げ出して仕舞いたい。


でも、わたしがやらなければ誰がやる?

誰かがやらなくちゃいけないのだから仕方がない。


光が消えたコンパクトとステッキ

魔法はある時から使えなくなってしまった。

物理的に『敵』を倒していく、いつしか『ピンク』じゃなく『赤』になってしまったけど。


敵も味方もどうだっていいんだ。君達を守る為なら、わたしは『黒』にだってなってやる。



「よく来たね、『魔法少女』達。待っていたよ」


「貴方がした事は間違っている!」

「だからこそ、貴方を此処で終わらせる!」

「覚悟しなさい!」

「「「「ピンクッッ!!!!」」」」


何時間、いや何日経ったのか。長い死闘の末訪れた最期。

「これで、終わりです!!」

魔法少女キミ』達は叫ぶ。この世界の為に、希望の光をわたしに向ける。


「これで、やっと…終われるのか……」

最期の瞬間魔法少女は笑い、散っていった。

歴代に最悪の魔法少女として_




「『ピンク』貴方の選んだ道は間違っている。だって…」

誰一人、貴方が守りたかった者を守れなかったのだから。

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物語の1ページ。 守織。 @rinem

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