蛾
あられ
蛾
「蝶になりそこなった虫」
人は私をこう呼ぶの
確かに地味で汚い私の羽は
あの色鮮やかで美しい羽とは
比べようもないけれど
敵から私を守ってくれるこの羽は
何ものにも代えがたい
大切な宝物
たとえ
誰かから馬鹿にされようと嫌われようと
私はそんなの気にしない
今日も自由に空を飛ぶ
蛾 あられ @ha170321
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます