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概要
先輩、私の心を買ってくださいよ。今なら一時間八百円です。
学校の屋上。授業中の青空の下。
授業をサボって煙草を吸っていると、後輩の七瀬がこんなことを言った。
「心、燃え尽きちゃったんですよね? だったら先輩、私の心を買ってくださいよ」
確かなものなんてなにもなくて。
ただ煙のように揺れるばかりで。
それでも、その奥底では、きっと――。
授業をサボって煙草を吸っていると、後輩の七瀬がこんなことを言った。
「心、燃え尽きちゃったんですよね? だったら先輩、私の心を買ってくださいよ」
確かなものなんてなにもなくて。
ただ煙のように揺れるばかりで。
それでも、その奥底では、きっと――。
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