は~早く部活に行って犬たちと戯れたい
最近亀朗が構ってっくれる量が減った。つらい。だから部室にいるみんなと遊んで時間をつぶしてる。
それもここまでになっちゃった。そろそろ部室をでて教室に行かなきゃいけない。朝練と称して止まっていい日でもないのに早く来たのに…少しも教室に行きたいと思えない。『それでも授業には出席しないとな』「ヤモリさん、そんな残酷なことを言わなくてもいいじゃないですか。」サラリと心を読まれたことにはスルーをする。人間以外の動物も相手のことを考えてる過ごしてるからこういう事が多々ある。だからこのくらいで動揺なんてしてられない。
教室に来ただけで体調が悪くなってきた。周りでいっぱいの人が話してると思っただけで気持ちが悪い。授業は朝練擬きの為に早起きしたからっていう言い訳のもと全部寝る。
テストをとれば欠点はつかないと先輩に教えてもらった。だから安心して寝ることができる。
「気を付けて、礼」「「「ありがとうございましたー」」」毎時間の如く適当なあいさつで終わらせて騒がしくて寝にくい休み時間が始まった。ここで耳栓とかつけたら亀朗に怒られちゃう。もっとかかわる気を起こしなさいって。人の友達なんていらないのにな~。
二時間目にして白さん、ヤモリさんと離れていることがストレスになってきた。次に会えるのは昼休み。今は二時間目の休み時間だからまだまだ先。
廊下を見てたら歩いてないかな?
人生とはそんなにも甘いものではなく当然理由もなく白さんもヤモリさんが校舎内を出歩いてない。廊下を見ていても人しかないない。退屈過ぎる。
地獄な授業に耐えて、ようやく昼休み。部室でご飯を食べるために階段を駆け上がる。段々と心が浮ついてくる。
「みんなー一緒にご飯食べよー」『いいよ~。さみしかった~』「ごめんね。ただね、今日授業座って聞いてたんだよ。すごくない?」『凄い。リアちゃんエライ』「ありがとー。ていうか今日ヤモリさんは?」『今は見回りの時間だから見回りに行ってるところ。もう少しすれば帰ってくると思うよ~』「じゃあゆっくり話しながら待ってるね」『僕も一緒に待つー』「ありがとう」
ご飯が食べ終わる頃にはストレスが全部溶けてなくなっていた。よし、これで午後からの授業もしっかり出席できる気がする。頑張るぞ。
童話日常物語 牛寺光 @511150380031011075
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。童話日常物語の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます