初めての部活動…なんて楽しみじゃないんだから
睡眠同好会に入ってからの初めての部活。入部した日はすぐに返されちゃったから実質今日が初めて。
今日は羽尾さん…もう羽尾さん先輩の方がいいのか。話が脱線しちゃったけど羽尾先輩についていくって決めてる。今日はどこかに行くらしいし。楽しみ過ぎて、ごほん私がまじめだからちゃんと情報収集をしてたから迷うことなく羽根尾先輩の方に行くって言えた。「よし、がんばるぞー」ぼーっとしたときについ言葉が漏れてしまった。周りに誰もいないよね?回りを見渡してみると見える範囲には誰もいなかった。よかった~。「あ!姫野ちゃん~。ちょうどよかった。今から部室に寄らずに今日の活動場所に行くよ~」
そう言って連れていかれたのは羽尾さ、先輩の部屋。呼び方を変えるの慣れない…。難しいな。初印象が先輩って感じじゃなかったからさん付けになちゃうな。
またも脱線してしまった。羽尾先輩の部屋はうっそうとしてた。前回来た時よりももじゃもじゃしてる。前回はベットは見えてたけど今日はベッドすら形しか見えてない。
「先輩、これどこで寝てるんですか?」「え?ベッドだけど?ほかにないでしょー」「そのベットが見えてないんですけど…」「…あ!そうだ。姫野ちゃんが先輩って呼んでくれたの何気に初めてじゃない?」気まずそうに眼をそらした。うっそうとし過ぎてる自覚あるんだな。「そうですか?結構先輩って呼んでますけど。」「敬意感じられて嬉しい。」「え。じゃあやめてもいいですか?」「え~やめてよ。敬意大事。大切よ」「嫌です」友情がいいです。っと心の中では素直に言える。心に素直になるって難しいな。「ていうかここで何をやるんですか?」「ん?草むしり。ここにある草をちょっとずつとって、部室に持って帰るから気になる花とか草あったら葉っぱちぎちゃっていいよー。そしたら明日の活動のために干すから置いておいて」そんなこと言われてもとか思わなくないけど文句は言わずに黙々と作業を始める。
果てしない…。
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