夜の無限の小裂帖
- ★★★ Excellent!!!
夜という日々、経験するものの奥深さを闇の糸、明かりの糸で織り出すような幻想短編集でした。
決して多くを語らないスタイルが世界を飲み込む夜にぴったりですが、「糸」を選りすぐり、他にあり得ない「この一本」で織るからこそ、語らずとも読者に情景が浮かび上がるのだと思います。その向こうの夜の果てなさが魅力的。
何処か優しく、何処か怖い夜のお話です。
夜という日々、経験するものの奥深さを闇の糸、明かりの糸で織り出すような幻想短編集でした。
決して多くを語らないスタイルが世界を飲み込む夜にぴったりですが、「糸」を選りすぐり、他にあり得ない「この一本」で織るからこそ、語らずとも読者に情景が浮かび上がるのだと思います。その向こうの夜の果てなさが魅力的。
何処か優しく、何処か怖い夜のお話です。