前世紀を知る人に時間を旅させてくれる詞

匂いは言葉にするのが難しいです。
五感の中で独立した感覚表現の日本語を持ちません。
甘い、辛いは味覚の、さらっとした等は触覚の拝借。

しかし、この詩は『切符』が日常にあった世代には匂いが蘇ると思います。
それはもしかすると作者様の匂いとは違うのかもしれません。
それでもその経験に焼き付いた匂いがあることを思い出し、共有できました。
一緒に時間を旅したような感覚です。