第3話 砂とロボと狼と(前編)

機械と体の無限交差。

ひゃっはーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!

さいっこうのからだだぜええええええええええええ!!!!!!!!!!!!

この狼を模したようなフレーム。

キラン!

この

内部機械の駆動音

ぐおんぐおん

そして!!!!!!!

この最新型のレーザー装備。

銃にエネルギーに剣になんでもござれと来たもんだ!

俺はさいっこうの体をてにいれたんだぜーーーーーーーーー!!!!!!!!

どうだ!この体を見て感想は!すげーだろ!

は、はぁ。……。

なんだその抜けた返事は?

もっとしゃきっとしろよーーーーーーーーーー

ぶんぶんぶんぶん

いや、、、、おろしてくださいよ。おろして、下さいよ。

あなた、落っこちてきたんでしょ!

お、そうだったな。わりぃな兄ちゃん。


さぁて今夜今昼も日記の続きだ。

やぁ。久々だね。僕だレオだ。

赤髪のレオだ。なんだかこのよびかただと自然と強くなれるのはなんでだろうな。

まぁ、それは気にしないとして。

早く本題に移ろうか。

僕が出くわしたのは、狼のフレームを付けた。えーーーと。改造?人間だったかな。

に出くわしたおはなしだ。まぁ、正式名称くらい後ででも思い出すだろう。

さぁ、物語に戻ろうじゃないか。時間と空間がねじれた鏡の世界、そんな世界に落っこちた。今日のすてきな物語に。


さてと、荷物をまとめて渡りますかね、次の場所に。

これから砂漠を渡るんだから。それ相応の準備はしないとね。

まぁ、砂漠って言っても、大したものじゃないけれど。

ただの一本道さ。

知っての通り僕がいるこの世界は鏡の世界通門なんだ。

鏡の中の世界ってわけ。

鏡の中の世界は鏡に映ったものが瓜二つに映る。つまり、鏡がある場所にこの世界は変わっていくのさ。

ちなみに鏡がない場所はという戸田。もう真っ黒で真っ暗さ。

何にも映らない虚構の場所。そこだけはできるだけ通らない方が良い。

鏡のないところは目印どころか何もない。

もしそこを通って迷子にでもなったら。恐ろしいことになろ。

その点砂漠は安心だ。

え、?砂漠に鏡はないって?せいぜい落ちてる飛行機の反射?

ははははは。

大丈夫だよ。さっき言ったろ安心だって。

砂漠の砂はね、一つ一つの粒の中にきらりと反射するものもあるのさ。だからそれが鏡になるんだ。

だから砂漠にくらいところなしってね。

まぁ、砂しかないんだけど。

ははは……。はあ。彼女がいた時が懐かしいな。

僕はそんなことを思い浮かべながら砂漠を歩いていたんだ。

え。彼女なんていないって?ばかだな君はいつの話をしてるんだい。

この世界は時間がくるってるんだぜ。未来が昨日で過去が明日だったりするんだ。

たぶんおそらくだけど知らない君は、今が過去になってる感じだな。

まぁ、未来に知れるさ。

それはさておき砂漠の話だ。

砂漠には安心できることもあるけれど、それは歩く場合にだ。

この砂漠、いや鏡の世界はもちろん化け物だっている。

砂漠にはえーーと。これとこれだ。

大砂漠オオトカゲ。とぎゃくてんくちばしさ。

まぁ、ぎゃくてんくちばしはいいとして、問題はトカゲだね。

ま、御託はいい。さっさと旅に移ろう。

こうして僕はっぱっぱと砂漠を歩いていたのさ。

そうすると。

急に来たんだあいつが。

そう、いきなりどっぼーーーーんと音をたてて落ちてきた。そう。

大砂漠オオトカゲの大だ。

知っての通り。ああいや知らないか、大砂漠オオトカゲには大と小に分かれていて。大は大きく大ジャンプして空から降ってきて。小は地面を潜ってやってきます。

小はなんとか倒せますが。大は落ちてきたら_______死にます。

はぁ!なんだこのくそ図鑑!?

むかつく口調に図鑑の役割をなしてないぞ!

そんなツッコミ入れるよりもさっさと倒すか。

「来い!星の繋ぎ手!我の元に繋いで輝け!」

さぁ、これで。もう大丈夫だ。剣さえあれば、こっちのもん……だ、あれ?

剣が来ない?

あれ?

今となって分かったことなのだが。僕の剣というのは、星が他の小惑星にぶつかって剣を作り僕の手のもとにやってくるものなのである。

そして、その剣なのですが。呼び名の通り、輝けなければ。こないのです。

つまり夜じゃなければこないのです。

だって今昼ですもの。

うそーん!!!!!!1

絶対絶命のピンチ。

もう終わりです、物語はここでおしまい。

日記はもう終わりなのです。

僕はつぶれて死んじゃいましたとさ。

さ、めでたし。めでたし。

どっしーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!


                               終わり…










































































なわけないですよね。

だって描いてるですもの今僕が。

さてここで出てきたのが最初にいた。あの男。そう思い出した。

ロボットの虎次郎君です。

ぎゃおーーーーーーーーーんんん!!!!!!

と彷徨と同時にミラーボールの光のように落ちてくるトカゲの体からギラギラとーーーー。

あ、きれい。

トカゲのからだがバラバラになって僕の体をちょうどよけるように落っこちてくれました。

どっしーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!

そして、トカゲの体から出てきたのは、虎次郎君でした。ロボットのはい。

そうです。

さて、ここいらでいったん筆を止めようか。

面白い物語ってのは、引き際も大事なもんだからね。


                              つづく

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鏡の世界  @gokoutouki

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