第11話
女の喧嘩だった。
掴みかかって髪の毛を引っ張り出したから
俺は慌てて宥めにかかるしかなかった。
「やめろって...!二人とも!」
「シンジ、どっち!?」とマヒロが言えば、
「どっちとしたい...!?もちろん私でしょ!?」と林ユーコも負けてなかった。
二人して、俺のこと、
取り合うのとか、想定の範囲外なわけで。
「俺はさ、幼馴染の、、
マヒロのことがさ、、」
「義妹になった時から、薄々、女として
意識してきたわけで...」
「は?義妹で、幼馴染!?そんな、
振られた私よりアドバンテージあるじゃん!」
ユーコは涙を流し始めた。
「今日は帰るっ...!」
「でもまだ、諦めたわけじゃないからっ」
そう言って服を着てくれた。
それから。部屋から出て行った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます