幼馴染義妹とイチャイチャしてたら 俺に告白してきた高嶺の花の美少女(マドンナ) が俺の部屋に乗り込んできたんだが...汗汗汗

雲川はるさめ

第1話

幼馴染義妹「一緒にイこ?」→両親が出かけて不在の夜。俺のこと大嫌いな筈なのに馬乗りになってグイグイ来るんだが、おまえ、赤いミニスカキャミ姿でノープラノーパンとか...誘惑する相手を間違えてないか??



俺の名前は山吹シンジ。

現在中学三年生。

今、季節は春で進級したばっかだった。


そんな俺だが、約一週間前に、

由々しき事態に見舞われた。

幼馴染なのに、幼稚園からの付き合いで

長い関係なのに、図画工作で、うまく

画用紙の円が切れない左利きの幼馴染の

真島マヒロを俺が代わりにハサミで切りぬいて助けてやったのに、あと他でも、勉強を教えてやったりだとかのサポートとか

してやったのに。俺のことやたら邪険にして

「非モテ」だの

「私服がダサい」

だの、

「髪の毛がボサボサ!寝癖がやばい」


などと常日頃、宣っていたマヒロが

親の再婚のせいでつい先日、義妹になった。


それにつけても。

両親は俺らが犬猿の仲であることを

よく知っているから、

俺らに内緒で勝手に籍を入れ、

事後報告で、

再婚したことを知らされたんだ。


なぁ、酷いだろ?

こんな話があっていいわけがない。


全く以って俺の父親も。

マヒロのお母さんも悪いやつだと思う。


事前に話してくれていたなら、

俺は全力で父親の再婚を反対したのに...!


婚姻届提出後に、

俺とマヒロで抗議したが、後のまつりだった。


更に加えて、今現在。

俺とマヒロの反対を押し切り、

同棲している。


マヒロはあいかわずツンケンしてて。

俺も、喧嘩越しに色々やられるもんだから、

精神衛生上非常に悪く毎日イライラしてた。


「ちょっと、まだトイレに入ってるわけ!?」


「早く出なさいよ!」


「うるせー!ドアをたたくな!!」


朝の登校時は。


俺と同棲してるのが周りの連中にバレたくないらしく、


「離れて歩け!シンジ!」


「そんでもって家を出る時間を30分とかずらしてよ!」


「バカヤロー!そんなことしたら

遅刻しちまうだろ!」


いつだって、喧嘩。

口論。罵り合い。


あーあ。


こんなストレスが溜まる毎日じゃ、

いつか、てか、近いうちに剥げちまう。

俺のじいちゃんは早くからスキンヘッドに

なっちまっているし。

そして、

ある日俺は気がついた。


合わせ鏡で自分の頭を見て愕然とした。


「ハゲかかっている...!」


心なしか、白髪も出てきた。

まてまて。中学生にして、老けるのはやすぎだろ...!


多分、マヒロのせいだと思う。

それしか考えられない。

ああも、怒声を

浴びせられていたなら、自ずと

ストレスで老化するだろ...。


しかし、夏のある日に

帰宅したら、マヒロがおかしくなっていた。


俺の部屋へいきなりきて、


「ねぇ、シンジ。

勉強なんか、あとでいいじゃん!

ベッド行こう」


などと言って俺の肩に手を置いたんだ。


この日。


両親は高級レストランでペアご招待券をもらったとかでフレンチを食べてくると

俺ら子供を置いて出かけてしまっていたのだが。


振り返ると、マヒロのやつは。


超絶薄着だった。


「な、何やってんの!?

おまえ、そのカッコはどーしたんだ!?」


「誘惑にきたw」


「はぁ!?」


「シンジのこと、誘いにきたのw」


はにかみ笑い、

俺のほっぺにつんつんと右の人差し指を

立ててきた。


おかしくなってしまっている...!!


「どーしたんだ、おまえ。

変な薬でも飲まされたのか?それとも

変な食い物でも食べたのか?」


「そのキャミの下、な、なにもつけてないだろ?見えてんぞ??」



「バカね...。わざと見せてんのよ」



それから、マヒロはもっともっと

おかしくなった。


赤いキャミに、赤いミニスカで

俺の部屋に現れたのだが。


ひょい、と、スカートの丈をギリギリのとこまでたくし上げて言うことには。


「ちなみに、こっちはノーパンだょ」


「見たい??」


「う、うわぁ...!」


俺は椅子から落ちた。

それから思い切り叫んだ。


「おまえ、熱でもあんのか!?」



「ないよ。至って正気」


俺の腕を取り、ズルズルとベッドへ

誘導する。


「どーしちまったんだよっ!!」


「...私、今日の放課後、偶然見ちゃったのよ」


「へ?」


「あんたが、高嶺の花のマドンナ、林ユーコに

下駄箱のところで告白されてるところ...」


「頭がよくて、優しくて、寝癖がかわいくて、

なんて、言われて告られてる場面を

目撃してしまったの!!」


「最悪なんですけど!」


幼馴染はやや怒った風に言った。


俺をベッドに強引に押し倒し。


マヒロのやつは、


それから、キャミを脱ぎ。


俺は真っ赤になった。


からだ半分、一矢纏わぬ姿になってみせたんだ。


「とりま、交際を断ってくれたからよかったものの!!言っとくけど私は!!

物心ついたときから!ちっちゃい頃から、

バカみたいに優しい、あんたが好きだったんだからね!」


「あんな、高校入って好きになった、

にわかな女と好き、の重みが違うんだからね!!」



ど、どーやら。


幼馴染は

俺のこと、大大大大好きだったよーです。


でもな、

俺がマヒロのことをぎゅっと抱きしめた時だった。


俺の携帯電話がけたたましく鳴ったんだ。


「いいじゃん、別に出なくてもさ」


と言うマヒロだったけど...




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