第6話

すると。とんでもない答えが返ってきたんだ。


「あのね...私ね。

どうしても諦めきれなくて、襲いにきたの...」


「え」


「だから、部屋に入れて欲しい...」


入れる訳にはいかなくなった。

だってさ、俺の身体の危機じゃん...。


「きっと初めてだよね...?

山吹くん。だから、筆下ろしは私がしようと思ってさ...」


いやちょっと、そんな、、


確かに俺は初めててだけど、その、

今さっき、経験済みにしてしまおうとしたところが、林さんが突然、やって来てしまって

その目的を遂行できなかったわけで。

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