決戦！KAC！

最後の戦い

　あなたはついにここまで来た。何度も挫けそうになったけど、ようやく辿り着いた。あなたは物語を綴ることを決して止めはしなかった。

　栄光のゴールはもう目と鼻の先だ。

　しかし今あなたの目の前には、最後の関門、「神」が待ち受けている。

　神に挑む準備はいいか？

「はい」←

「いいえ」

　あなたの前に神が立ち塞がった。

　神は強大な敵だ。あなたはこれまで培ってきた全てをぶつけることにする。

　あの時書いた、「異世界ファンタジー」。

２６８９！

　お題に詰まった時、助けてくれた「エッセイ」。

１７６０！

　ノリにノッて書き上げた「ホラー」。

２９４５！

　神が大剣を掲げ、あなたに向かって振り下ろした。

　しかしあれこれ悩んだ末にどうにか完成させた「ミステリー」があなたを守る。

７５！

「ラブコメ」が神を貫く。

３０８４！

「現代ドラマ」で追撃する。

２５５９！

　神が雷を放った。

２３８６！

　あなたは「ＳＦ」で回復する。

２４６１

　あなたは「恋愛」で力を溜めた。

　神が大剣を振り下ろす。

　あなたは神の攻撃をかいくぐり、「現代ファンタジー」で渾身の一撃を見舞った。

１０３８６！

　あなたは持てる力全てを出し尽くした。しかし、それでも神は倒れなかった。

　神の攻撃。

２４５５！

　神の攻撃。

２６３０！

　神の攻撃。

２７６８！

　あなたは瀕死状態に陥った。もうあなたに力は残されていない。

　あなたはここで諦めますか？

「はい」

「いいえ」

　諦めますか？

「はい」

「いいえ」

　あなたは頑張った。戦い抜いた。誰もあなたを責める者などいない。あなたは自分を誇っていいのです。

　さあ、もう諦めましょう。

「はい」

「いいえ」

　縦にも横にも首を振らないあなただが、もうあなたは力尽きる寸前だ。もはや戦う力は残されていない。

　諦めるのだ。

「はい」

「いいえ」

「諦めるな」

　あなたに一筋の光が届いた。それは、この世界のどこかにいる顔も名前も知らない相手からのエールだ。

「あなたの物語に感動しました」

「次の作品も楽しみにしています」

　そう、あなたは一人でここまで来たわけではない。あなたには同じゴールを目指して並走してきた仲間たちがいる。評価やコメント、時に無言の読書であなたに力を与えた読者たちがいる。

　体に力が満ち、あなたは立ち上がった。

　諦めますか？

「はい」

「いいえ」←

　あなたは知っている。自分一人では決してここまで来ることはできなかったと。多くの人の助けがあって初めて、あなたは戦うことができた。

　あなたは一人じゃない。

　あなたの攻撃。

３２９８０！

　神が力を解放し、あなたに向けて炎を放った。

　しかしKACの仲間たちの想いがあなたを守る。

０！

　あなたはみなの想いを胸に、最後の一撃を放った。

７６０８２！

　神は倒れた。あなたはついに神を倒したのだ。

　あなたの目の前にはゴールがある。

　あなたはゴールテープを切りますか？

「はい」

「いいえ」

　それとも、あなたは自分を支えてくれた人たちに感謝の気持ちを送りますか？

「はい」

「いいえ」

　まだ道中で苦しんでいる仲間たちに、あなたがその温かみを受けたように、声援を送りますか？

「はい」

「いいえ」

　あなたは最後まで走り切った喜びを、ともに戦った仲間たちと一緒に分かち合いますか？

「はい」

「いいえ」

　そして、ついにあなたはゴールを迎えました。

　ゴールから見える景色は、そこまで地道に努力してきた者にしか見えません。

　あなたのゴールは、あなたにしか見えないのです。

　そこには、どんな景色が広がっているでしょうか？

　その景色を存分に楽しんでください。

　さて、一つの物事の終わりは、同時に一つの旅立ちです。

　あなたはまた違うどこかへ旅立たなければなりません。

　ただあなたはきっと今回の旅で多くのものを得ることができたでしょう。

　あなたが誰かに感謝しているように、あなたも誰かから感謝されています。そのことを胸に留め、また歩き出しましょう。

　あなたは旅を続けますか？

「はい」

「いいえ」