最後まで読めば「よし、最初に戻ろう!」となりますから

KAC2021シリーズの1~10のまとめてのレビューです。
(現在公開されている霧野さまのコレクションの作品です)

この作品は一枚の世界地図をイメージして頂いたらいいのかなと思います。
アフリカを書いて、ユーラシアを書いて、アメリカを書いて、アジアを書いて……
そうしたユーモアのある一連の作業を繰り返し最後に出来た世界地図はとても色彩豊かなオリジナリティあふれるものになっています。
シリーズ全体の絵柄もですが、1つのエピソードそれぞれが実に面白みのある絵になっているのです。
リズミカルかつ滑らかで読みやすく、時にコミカルに、時に爽やかに心地よく、そして時に人の澱みを書いているような文章。
この作品群を読めば霧野さんという書き手のことが肌で感じられると思います。
最後まで来た時に「あ~、もっかい読み返したい!」となりますから(←読み返した人)
おススメいたします(#^^#)