音の記憶が世界に引き込んでいく作品

1話目の詩的な下りから、2話の背筋が冷たくなるような話までの流れが非常に綺麗でした。

夏の風景を、自然の「音」から想像させる書き方も、読者を世界に引き込む要素としてきっちり機能しています。

どこか読者の青春時代をくすぐるような情景の演出にとても好感がもてます。

この先の展開が楽しみです。