概要
嫌いで、嫌いで、嫌いで、好きだ。
「春の風」「夏の日」「秋の音」に続く、四季の詩の最後。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!とある日常の2コマ――現在と、思い出と――
四季シリーズの最終章です。
主人公の動作や心情が詩的に描かれていますが、では『詩的』とは何だろうかと逆に考えさせられます。
少なくとも僕は、短くもありながら、そこに著者様の『思い』が詰まってこその『詩的』なのかな、などと考えました。
前半は、雪の積もった『現在の』描写が日常的。
後半は、かつて雪だるまを作った『思い出の』描写が何となく幻想的。奇をてらったような文体ではないのに、どこか懐かしい感慨を覚えます。
コタツでぬくぬくしながらでもよし、温かいスープをすすりながらでもよし、木枯しに吹かれながらでもよし。じっくり読まれることをお薦め致します。