尊い……

キザなRye

全編

私は思う、“聖徳太子は尊い”と。

あれほどな人物は欠点があってもないように思えてくる。


聖徳太子、彼は飛鳥時代に生きた人物で


「一に曰く、和を以て貴しとなし、……

二に曰く、篤く三宝を敬へ。三宝とは仏・法・ほうしなり。……」


というような有名な一説がある十七条の憲法や大徳・小徳・大仁・小仁・大礼・小礼・大信・小信・大義・小義・大智・小智の十二個の冠位を定めた冠位十二階などを作った。

当時の天皇の推古天皇の甥に当たる人物で摂政としてこのようなことをした。

本来の名称は厩戸皇子うまやどのおうじで聖徳太子はあくまでも後世の尊称である。


七世紀に生きた人なのでどこまでが正しい、信憑性の高い情報なのかは怪しい部分もあるものの聖徳太子と言われて最初に思い付く宮内庁蔵の画は皇子を隣に連れていて聖徳太子という人物の凄さが窺える。


私はこの聖徳太子のかっこよさとか偉大さとかから尊敬するし、憧れている。

今の時代に天皇が政治をするとかそういうことは一切ないので摂政になるなどといった“完全に聖徳太子になる”みたいなことは出来ないものの、あんなふうに国を引っ張っていくような知識や思考力を持って国のために働ける国民の一員くらいにはなりたいなと思う。


聖徳太子よりも後の時代にはのちの天智天皇である中大兄皇子や藤原姓を貰う中臣鎌足が天皇政治においての改革があり、それよりも後の時代には藤原氏の政治への干渉を嫌って上皇や法皇による院政、武家社会の争いによった幕府などがあった。

ただし、これらは何らかの敵がいての改革であって聖徳太子は礎を築いたのである。

そういうところが聖徳太子にしかない他の人との差異があると思う。


私が一番彼に敬意を向ける理由として天皇や将軍などの確実に偉いと言えるような立ち位置に彼がいないこともある。

推古天皇の甥ということで皇族であることは間違いない事実だが、天皇として政治をしたことは一度たりともなかった。

あくまでも彼は天皇の補佐役の摂政だった。

それが聖徳太子を聖徳太子としての今の見方にしてくれていると私は思う。


聖徳太子の肖像画からは他の歴史上の偉人とはまた別の空気感が感じられる。

言葉では表し難い何かである。

それが何なのか自分でもちゃんとは分からない。

ただ、聖徳太子から感じられるオーラは他の誰とも違う特別なものなのだ。


私は聖徳太子は実際の地位以上に高貴で尊いと思う。



尊い……尊いとは、ある事柄について価値が高い、身分が高いことを示す形容詞(「weblio辞書」より)

〈参考文献〉

https://www.weblio.jp/content/%E5%B0%8A%E3%81%84


https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%86%A0%E4%BD%8D%E5%8D%81%E4%BA%8C%E9%9A%8E#:~:text='%E5%86%A0%E4%BD%8D%E5%8D%81%E4%BA%8C%E9%9A%8E,%E6%96%BD%E8%A1%8C%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8A%E5%BB%83%E6%AD%A2%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%80%82


https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E5%BE%B3%E5%A4%AA%E5%AD%90


https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E4%B8%83%E6%9D%A1%E6%86%B2%E6%B3%95

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尊い…… キザなRye @yosukew1616

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