第163話 1.タイトルの力 2.趣味
自分が良いと信じる小説のタイトルには凄まじい力があります。
私はある日散歩しているとき、『恋愛発電』という言葉を思いつきました。これは長編小説のタイトルになりうる言葉だと直感しました。
すぐにスマホですでに書かれている小説のタイトルと重複していないかどうか調べました。私が調べた範囲では、同名の小説はありませんでした。
『恋愛発電』という小説を書こうと決めました。
そのときにあったのは、タイトルとこれは良い言葉だという奇妙な信仰だけでした。
その信仰に基づいて、私は長編小説の執筆という苦しい道へと踏み出しました。
無からプロットを立てるのは大変な作業で、約10万文字の文章を紡ぐのはさらなる苦行です。
その苦行はまもなく終わろうとしています。
『恋愛発電』が良い作品になったかどうかは、読者様の判断にゆだねたいと思います。しかしなにはともあれ、完結に漕ぎつけることはできそうです。私にとって長編小説とは、書き上げるだけでひとつの成功なのです。
タイトルの持つ力は凄まじいです。これは長編小説を生み出せるタイトルにちがいないと信じること。それによって私は10万文字を書くことができたのです。
もうひとつ話題を。趣味について書きたいと思います。
私の趣味を大切な順に書き出してみます。
読書、小説執筆、釣り、登山、アニメ視聴、散歩、将棋。
主なものだとこの7つですね。
あらゆる趣味が小説執筆に役立ちます。
読書とアニメ視聴は言わずもがな。これを継続しなければ、私は小説を書きつづけることができなくなると思います。面白い作品に出会うことは、執筆のモチベーションにつながります。学習であることは言うまでもありません。
釣りは楽しくて気分転換になります。それだけでなく、『釣りガールズ』という長編小説の題材にもなってくれました。釣りはとてつもなく面白い趣味で、それがなければ、私はいままで生き延びることができなかったでしょう。
登山と散歩には瞑想効果があります。長時間歩きつづけると、私は瞑想状態に入ります。そのときが小説のアイデアを得るチャンスなのです。登山は膝を壊して現在休止中ですが、散歩はつづけています。それもできるだけ長い散歩を。瞑想と発想には深い関係があると経験則で信じています。ふたつの関係を論理的に説明する能力が私にないのが残念です。その仕事は脳科学者の方などにお任せしたいと思います。
将棋はインドアでの気分転換の手段となっています。執筆に疲れると、コンピュータを相手に将棋をします。小説執筆とは脳の別の領域を使うので、ほどよく疲れを解きほぐせます。釣りほどの大きな気分転換効果はありませんが、手軽にできるところが良いです。
私は仕事が好きではないので(仕事が好きな人が羨ましいです。それは素晴らしいことだと思います)、趣味はこの上なく大切です。趣味を楽しみながら、小説執筆という趣味に励みたいと思っています。
生きているから遊びたい。 みらいつりびと @miraituribito
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