ちびま、いや! トイレの花子さんです。実話です。オチはない。試しに今住んでいるところで花子さんを呼び出したらドンと返ってきた、とかあったら花子さんついてきてる! となって話が広がるのですけれどね。捏造はダメ。
オチがない、というのがとてもリアルでした。実話だったのだなと感じます。怪談は、いろんな伏線があってそれを全て回収する類の話が多いですが、世の中そう上手くできてませんよね…涙話としてはオチがあった方がきれいにまとまるのですが、オチがないからこそホラーとして輝きを増している、そんな作品だと思いました!トイレの扉を叩いたのは何者だったのか…向こう側には何がいたのか…怪異が最後までわからないことで、ゾッとさせられました(^^)
小学生のとき。ぼくたちはその花子さんを呼び出す儀式をやってみたんだ。学校のトイレの、入り口から三番目の個室のドアを三回たたいて、「はーなこさーん」って言えば、花子さんが出て来るそうだ。実際にやってみると……。実話なのが怖いですね。小学生のときの体験は、あとになるとあの現象はなんだったのだろうと思うことはありますよね。
学校の怪談にまつわる実話です。ホラーってオチがつくと「こわかったけど、面白い話だったなー」って、感覚になるじゃないですか。でもね、オチがないとね「それって一体、何だったんだろう?」って、ずっと不安。。。だったりしません?そんな得体の知れなさがあるお話です。私は怖がりなので、絶対にこんな経験したくないですー!