食べて食べられて、結果的に胃もたれしそうな彼の言葉。文章を、言葉を追うごとに、鮮明になってゆく周りの風景。こういう文は大好きです。出現する名詞が意外と近代的なので、それもまた視界に色々な情報をもたらしてくれます。「」書きの台詞なんかないのに、彼らの会話、応答が目に浮かぶようです。片方が人の言葉を話しているとは限りませんが。生臭坊主には是非、読み返してほしい作品でした。
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