ラーメン小説の概念を覆すラーメン小説だ

こんなラーメン小説読んだことない!
ラーメン小説とか、読むの初めてですけど。

このラーメン小説は、確実にあなたのラーメン小説の概念を覆すことでしょう!
ラーメン小説がなんなのかはよく分からないですが。

こんなラーメン小説があっていいのでしょうか!
他にラーメン小説があるか定かではないとしても。

もはやラーメン小説を越えたラーメン小説!
だからラーメン小説ってなにって話ですよね。

しかし、これは紛れもない“ラーメン小説”なのです。
ラーメンをめぐり、ラーメンがつなぎ、ラーメンが食べたくなる物語。
そう、ラーメンとラーメンに魅せられた人々の物語です。
ラーメンであり、ラーメン以上であり、しかしあくまでラーメンである。

ああ、ラーメン食べたい。
ラーメン。こんなにあるのか、ラーメン。知らなかった。
このラメンはどこで食べられますか?
異世界ですか?
え、この世界にあるんですか!?
なんて素晴らしい。

いかん、作品レビューが食欲に埋め尽くされてしまう。

たとえ、別にラーメンなんてそれほど……という方でも、この人々のラーメンにかける情熱、思い、そしてラーメンを愛する人々への情熱、思いはきっと楽しめます。
あと、お腹空きます。これは切実な問題です。
しかし、このラーメン小説を楽しんだのち、突き動かされるように訪れたラーメン屋で人生最高のラーメンを楽しむことができるでしょう。
ね。だからまずは、このラーメン小説を楽しむのです。

読み進めたとき、あなたはきっと叫ぶでしょう。
こんなラーメン小説読んだことない、を略した「ラーメン!!!」と。

ずるずるといっきにすすってお楽しみください。
火傷には気をつけてね☆

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