第5話


 季節はいつのまにか冬になっていた。そんな初冬のある日、そうちゃんの誕生日に、命日ではないが縁のある日でもあるから? という理由で、私はたすくと一緒にお墓参りに行った。時折吹き抜けていく風は冷たかったが、陽射しの温かい日だった。空は高く、空気も澄んでいて気持ちがよかった。

 幽霊が見えて会話ができる、というような能力が私にはまったくないのが悔しい限りだが、当然のことながらお墓という特別な場所に来ても、特に心霊現象やなんの神秘体験もなかった。二人で持ってきたお線香やお花などをお供えして、手を合わせた。

「兄ちゃん、こいつがへんな宗教に引っかからないように、見守ってやってくれ」

 佑はわざと声に出して、そんなことを言った。私はてきとうに流した。最近彼女ができた佑は、以前より元気そうで、その分【よけいな】口数も増えていた。からかい半分心配半分から、というのはわかってもいたが、いちいちそれにこたえるのもめんどうくさかったのだ。空は青く、光を内包ないほうしたように明るい空色がどこまでも広がり、美しかった。墓所は自然に囲まれた山中にあったので、空気もとても澄んでいた。手を合わせたあと、私はなんとなく空を見上げた。この空の向こう、彼方の世界に、あなたはいるの? そこからここは見えているの? なんとなくきれいな空の青色にみとれながら、私はそんなことを思っていた。それにしても、そこから見る空はとても美しかった。透き通るような光を含んだ、空の明るい青色。きれいすぎて、涙ぐみそうだった。佑は私に気づいて、同じように空を見上げ、

「あ、虹だ」

 と言った。

「え? どこ?」

 私がそう言うと、佑は手をかざしながら、

「太陽のまわり。雲に虹がかかっている」

「あ、ほんとだ」

 うっすらと太陽の周りの雲に、きれいな虹が円環状にかかっていた。

 虹はまるで希望の象徴のように見えた。 

 ふと、聖書の一節を思い出した。ノアの箱舟の物語の中での一節だ。洪水がすべてを流し去った後、外へ出て虹を見たノアへ、神が語りかける言葉だ。

 みよ、わたしはあなたと、あなたの後に続く子孫たちと契約を結ぶ―――ふたたび肉を持つすべてのものが洪水によってほろばされることがないように。そしてこれはわたしとあなたが、代々とこしえに結ぶ契約のしるしだ。わたしは雲の中に虹を置く。わたしが地上に雲をわかせ、そのなかに虹が見えるとき、わたしはわたしとすべての生き物とのあいだの永遠の契約を思い出すのだ。

 何故この言葉が浮かんだのか。虹に触発しょくはつされたのはまちがいないが、でも、なんとなく私には、感じ入るものがあった。言葉を文字にして書く作業を続けるうちに、ある種の言葉は、私の中で、そのもの本来の意味と同時に、比喩ひゆ的なメタファーのイメージが強く語りかけてくるようになった。水はそのなかでも、私にとって特に意味深かった。いくつもあるその比喩のイメージの中に、愛や情緒、情感なども含まれる。そのとき私は、ノアに語りかける神の言葉を、自分に語りかけられたものとして、感じていた。そのなかで語られる洪水は、そのとき私の中で、悲しみやあらゆる情動のようなものの奔流ほんりゅうのような意味をまとった。

「おまえさ、いつだったか言ってただろう?」

 虹を見上げたまま祐が話しかけてきた。

「なに?」

「なんか死にたい気分になるときに抵抗しないで気分の流れるままに味わってながめているんだって。抵抗しないのがポイントだとか何とか。あれ聞いた時、うわ、こいつまじでやばい、って内心思ってたんだけどさ、でも半分、何かそれって一種の瞑想みたいだなとも思ってたんだ。ただそれ言うと、おまえが暴走したりするかもしれなくて怖くて言わなかったんだけど」

「暴走って……まあ、変な方向にはじけてしまったらどうしようっていう危惧も分かるけどさ」

「だろ? 急に神が降りてきた! とか言われたら俺はどうしたらいいんだよ?」

 光は見たって言ったら、こいつ真面目に悩むだろうな。

 病院に引っぱって行かれるかも。

 祐にサードマン現象について説明してやりたくなったが、本気で心配されそうだったのでやめた。

「……ほんとだよね。私もその立場に立たされたらものすごく困るね。ドン引きだよね」

「困るどころじゃねーよ」

「でもそんなことないから安心して。神の声を聞けるなら、それよりも霜ちゃんの声が聞きたいよ。姿が見えるなら幽霊でも何でもいいな。霊界通信とかできないかな」

「ばか、やめとけ。墓場でそんなこと言うな。兄ちゃんはそんなことしないだろうけど、変なのに引っ張られたらどうすんだよ」

「できるわけないじゃん。だいいち霊感も何もないよ、私」

「うん、それはわかっている。一応言ってみただけだ」

「あ、雲が流れていく」

 きれいな円環の虹も雲と共に流れて消えていくのを二人で見上げながら、それぞれの思いをせしばらく黙っていたが、祐がぽつりと言った。

「あのさ、さっきの話の続きなんだけど」

「うん?」

「俺もあれから色々考えたんだけど、何か意味みたいなものを求めているんだって互いに話しただろう? でも結局意味を求めてどこかや何かを探しまわるんじゃなくて、おまえがしたみたいに、あるものをあるままにそれ自体意味があるものだと扱うことの方が本質に近いのかもなあと思ったんだ。それを無理にどうこうしようとかあがかずに、自分に起きている現象を、それが何であれ流れるものを流れるままに味わい、眺めているってのも、考えてみたらそれ自体の存在の意味を認めていることだろう。それって頭で理屈こねて作り出した意味や大義名分とは違って、意味をそのまま実践しているってことなんじゃないかって。瞑想みたいだって思ったのはそういうこと」

「面白いこというね、祐」

「真面目に話してんだよ」

 私はちょっと彼を見つめた。

「なんだよ?」

「うん、何か、大事なことを言われたような気がした。それで何か言おうとしたら何だかわからなくなっちゃった」

「へんなやつ」

 私はちょっと笑った。

「あんたもずいぶん変な奴だよ。でも悪い意味じゃないよ。これはいわば褒め言葉だから」

 風がさあっと吹き抜けて、周囲の木立の枝葉をやさしく揺すった。それで私はもっともらしく言った。

「ほら、風もそうだって言っている」

「そんなこと言われた俺はどうすれば?」

「同意すればいいのよ」

「なるほど」

 あきらめたのかあきれたのか意外に神妙な顔で彼はうなづいた。

 そのとき私はやっと言葉にしてつむぐことができる気がして彼に言った。

「佑の言いたいこと、何となくわかるよ。今までの自分なら急いでなかったことにするか努力して変えるべきと思い込んでいたような【bad】な気分であっても、抵抗しない、あがかない、味わって流れるままに眺めるってことはそれ自体存在を尊重することでもある。それはつまり意味あるものとして扱うことそのものだ、それを言いたいんでしょう?」

「そう、そうだ、そういうことだ。おまえいいこと言うな」

「もとはと言えば、佑の言ったことだよ。言葉を換えて確認しただけ」私は可笑しくなって笑った。「それで、どこかや何かに意味を求めて探しまわるよりは、自分全体あるままに認めることの方が重要だ、って言いたいんでしょう? 変な宗教に引っかかったり意味を売り物にするようなものを信じるよりも、まず自分の存在のすべてに信頼を置いて認める方がよっぽど意味がある生き方だぞって」

「そうそう! それが言いたかった!! よくわかってくれたな!」

 ビンゴ!! と機嫌よく叫ぶように祐は大喜びだった。

 こころが伝わる喜び、とはこういうものだな、とわかりやすい例を見ているかのように。私も不思議な喜びに共鳴していたので、改めて、心を伝え合う、言葉を伝えるって、本当はこういう喜びの振動のためにあるんだろうなと何となく思った。相手を思う真心を取り出して、はい、と手渡す。ありがとうと受け取る。そこで生まれる振動の波の心地よさを肌を通して全身で味わうために。

「そんなのわかるよ。でも、ありがとう。何かやっぱり大切なことを言われた気がする」




「あれ、美月みづきさん?」

 乗り換えの駅を乗り過ごして次の駅で電車を降りたところで女子高生から急に声をかけられて、私は戸惑った。あれ、知り合い? でも私はあなたを知らないけれど??

 彼女は私が今降りてきた電車に乗ろうとしていたところだったのに、そのまま私に親し気な笑顔で近寄って来て、ああ、と思っている間に彼女の背後で電車の扉が閉まるのを私はただ眺めていた。

 電車が発車するのを見送り、改めて彼女を見ると、どこかで会ったような気がするけれど思い出せない。えっと、誰だろう? 目の前の女子高生の白いブレザーに校章のエンブレムが縫い付けられているのを見つめながら、頭をフル回転させた。ええと、お嬢様学校の生徒さんに知り合いなんていたっけ?

「ごめんなさい、どなたか思い出せないの」

「ああ、そうですよね。○○誌の企画で占いのモニターに参加させてもらったんですけれど、覚えていらっしゃいませんか?」

「ああ!」

 あのとき、結局占いに入れなかった三番目の相談者の女の子だ。取材の時には私服だったので制服姿とは印象がだいぶ変わって気づかなかった。しまった、名前が思い出せない。

西原梨桜にしはら りおです」

 にこにこしながら彼女は言った。

「梨桜ちゃん、何だか雰囲気が変わったね。あの時は残念だったけれど、取材に協力してくれてどうもありがとう」

「こちらこそ、どうもありがとうございました」

「いえいえ、こちらこそ」

 礼儀正しく頭を下げる彼女に私もあわてて姿勢を正して頭を下げた。

「占いには入れなかったけれど、参加させていただけて良かったです。私、アドバイスを頂いた通り、自分のおもうことや感じたことを書くこと、続けています。人に話すのも日記も難しかったので、手紙を書くことにしたんです」

「手紙?」

 私はその言葉に反応した。その瞬間、背景である景色や雑音がフィルター越しのように遠のいて、彼女をぐっと近く、ダイレクトに感じた。

「ええ、実際に出すことはないですけれど、亡くなった親友に向けてとか、どこかにいるだろう自分と同じような想いをしている見知らぬ誰かに向けて書くようにしたら何故かすらすら書けたので、報告するとか、同志を励ますような気持ちで、そのまま自分が抱えている想いや考えていること感じていることやなんかを手紙に書いています」

 なんだろう、今日たまたま電車を乗り過ごしてここで彼女に会うなんて、手紙を書いているって聞かされるなんて、偶然? それともこれも神さまのいたずら?

「そう、偶然ね。私も実は似たようなことしていた。今もたまにしている」

「そうなんですか!」

 彼女は無邪気に喜んで、嬉しそうに言った。それは光り輝くような可愛らしい笑顔だったのでなんだか気圧けおされてしまった。おお、なんだかとてもまぶしい……。

「私も亡くなった友人に向けてある時期ずっと手紙を書き続けていたの。なんだろうね、魂の告解みたいな感じ? それでずいぶん助けられた気がする」

「ああ、わかります。うち、ミッション系の学校なんです。神父様に告解室で秘密を打ち明けるのに少し似ていますね。それのもっとずっとずっと深いプライヴェートなものという感じです。魂の素性を語る……なんて変な表現ですね。でもそんな感じです」

 なんと的確な表現だろうか、私は感嘆かんたんの吐息をついた。

「ああ…すごくよくわかるよ、それ」

「わあ嬉しい。さっき、美月さんをお見かけした瞬間に、どうしてだか話しかけなきゃ!! って思ったんです。よかったー勇気出して声をおかけして」

「わたし、そんなにこわい顔してた?」  

 自分がどんな顔して歩いているのかちょっと不安になった私に、彼女はころころと鈴が転がるように笑った。

「違いますよ。私、人に自分から声をかけるの、苦手なんです」

「ああ、そっちか」

「そうですよ」

 そのとき反対側のホームに電車が滑り込んできて私たちの声もかき消されたので黙ってそれを見つめた。私が乗る予定の電車だった。どうしよう。ここで別れるのもなんとなく名残惜しい気分になっていたら乗車口が開いてホームに人が吐き出されてきた。

「あ」

「あら」

 ほぼ同時に私たちは互いに気づいた。なんと、電車から吐き出されてきた人々の後から少し遅れて最後に出てきたのがあの占い師の女性だった。すごい偶然、というかこんな偶然ってあるの? 私も隣にいる梨桜ちゃんもぽかんとしてしまった。

「その節はどうもお世話になりました」

 明るい声で彼女が私にそうご挨拶されるのになんだかぼうっとしたまま挨拶をお返ししていた。

「こちらこそお世話になりました。その節はどうもありがとうございました」

 互いに軽く頭を下げていたら、私の隣で固まっている梨桜ちゃんに彼女が気づいた。

「あら、あなたはあのときのお嬢さんね」

「はい! 覚えていてくださいましたか? あの時は本当にどうもありがとうございました!」

「彼女、アドバイスを頂いた通りに書き記すことを続けているそうです」

 私がそう言うと、占い師の女性は微笑んだ。

「よかった。続けてね」

「はい」

 梨桜ちゃんと私を交互に見つめてから彼女は

「私が見えたことをお二人にお伝えしてもいいかしら?」

 私たちは何故かうんうんと頷くので精一杯。

 彼女は私達の少し気持ち上あたりを見つめてこんなことを言った。

「天の川みたいなところで、あなたたちがそれぞれにきれいな色つきのガラス瓶に手紙を入れて、宇宙の海に流すようなことをしているイメージが浮かぶの。あなたたちのメッセージを受け取るのはどこか遠くの誰かかもしれないし、未来のあなたたち自身かもしれない」

 びっくりして私たちが瞳を丸くしているのを見つめ、彼女はにこっとして、

「封印された自分の魂の真実の声を表現して。書き記しておくの。それは未来のあなたたち自身へのメッセージでもあることに気づく時が来ると思うし、どこか遠くの同じ魂の仲間にも届くエールにもなる。ひとりひとりがそうやって、自分の魂の真実の声をメッセージにして宇宙の海に流していけば、それは未来の自分や魂の仲間への贈り物になるのよ」

 そう言って、それではお元気で、とやわらかな春風のように去って行った。

 しばらく私たちはぽかんとしていたけれど、

「わあ、すごい。なんていうか、なんかよかった」

「私も。なんだかとてもよかった」

 そこへタイミングよくまた反対側のホームに電車がやって来たので、今度こそ梨桜ちゃんはそれに乗った。笑顔で手を振りながら。もちろん私も笑顔で手を振った。

 発車する直前まで電車の扉のガラス越しに彼女は口をぱくぱく大きく開けるジェスチャーで私に向かって

 あ・り・が・と・う

 と言って軽く頭を下げてから、にっこりして手を振ってくれた。

 お礼を言うのはこっちだよ! と心の中で言いながら、大きく頷いて私も笑顔で手を振る。そして電車が発車してホームの端へ消えて行くまで何だかあたたかなものにくるまれているような気持ちでそれを大切に見送った。

 何だろう、なんだか二人の天使に会ってしまったような、思いがけず素敵な贈り物を頂いたみたいな気持ち。夢でドレッドヘアのファンキーなグルが導いてくれたように、意外なところからこうやって天からの贈り物を受け取る。生きているって、面白いことだ。すごいことだ。これだからやめられない。ばかみたいに私はそんなことを思っていた。




 不思議な光の存在に見守られ、眠りにつくとき、私はいつも、とても幸福な、懐かしい安心感に温かく包まれていた。それは、とても懐かしい誰かのそばで、見守られながら眠りについた、幸福な眠りに似ていた。まだ私が子供だった頃、私は霜ちゃんの腕の中で、そういう幸せな眠りに何度もついた。それは、あたたかな宇宙の広い海を漂っているような、見守られ眠りにつく子供の、安らかな幸せな眠りだった。

そのなかで私は幸せな夢をみた。漂うそらの海のなか、きらめく星々は互いに歌い、細かく細かく振動し、それぞれのリズムでダンスを踊る。私も霜ちゃんも一緒にそのきらめく星たちの合唱に加わり、共に踊った。月の上で踊り、宙にちらばる無数の星から星へとジャンプもする。そして一緒にダンスをする。幸福なあたたかな眠りの中で、私は完璧な調和の中にいる幸福な夢をたくさん見た。目が覚めても、その幸せな余韻よいんは、しばらく残っていた。目に映るすべてのものが美しく、目に映る彩りも鮮やかだった。それは、光を受け、放ち、内包し、完璧に調和がとれていて、聞えてくる早朝の鳥のさえずりも、窓から差し込む光も、ガラスの向こうで風にやさしく揺れている木々の緑の葉も、すべてが優しくけ合っているように幽玄ゆうげんな美しさをたたえていた。まるで、世界が黄金色に光り輝く永遠の愛に満たされ、すべてがひとしく包まれているような静謐せいひつな光景だった。

 私は、光に包まれて眠りにつくとき、いつも霜ちゃんがそばにいて、見守ってくれているような気がした。幻想でも、妄想でも何でもよかったのだ。それが事実であってもなくても、どちらでも。そして、同じように、幸福な気持ちで目を覚ました。その余韻は、すぐに淡く溶けてなくなり、はっきり目が覚めた後に、また悲しみに沈んでいくのだが、それでも繰り返すうちに、薄紙をはぐように悲しみもまた淡く溶けていき、私はじょじょに生きる力を取り戻し手紙を書き始めた。光の存在は常にわたしのそばにあった。目を閉じると、いつでも感じることができた。目が覚めるたび、不思議な安心感と安らぎは長く余韻を残すようにもなり、そうして、その不思議な体験も、やがて、淡く日常の中へと溶け、いつのまにか消えていった。

 ここから私がどこへ向かうのか、それは、私にもわからない。ただ、何かを信じるような気持ちだけが、深く静かに私の心に根を下ろし、生きる術にもなった。それは私を、しっかりとこの世につなぎとめているようだ。

 私はごはんを食べ、眠り、仕事をして、友人とも会い、日常の小さなやり方の中で、いつもそこへかえりたい、と願いながら、その痕跡こんせきを、あらゆるものの中に見る。たとえば、美しい夕陽が彩る素晴らしい空のキャンバスに。みずみずしく光を受けてはね返す、緑の葉っぱに。ひとがもつあたたかな善意や美しい調和の中に。その笑顔の中に。あるいは旅先で訪れた、寺院の中の観音像の静謐な表情の中に。空の青さの中に。虹の中に。伝え記し残しておきたいと、いつかどこかで誰かの手によって書き記された言の葉にも、一幅いっぷくの絵の中のひとけや、奏でられる音楽のひとつの旋律せんりつの中にも。いつかどこかで、誰かが見た風景。それは、あらゆるものとつながり、共有され、ひとつの源泉へと続いてもいるような気がする。







                                    《終り》


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霜月文書 天水二葉桃 @amamihutabatou

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