おまけ

登場人物設定

 

 ※短編の登場人物なのでそこまで設定を練っていないです。

 


主人公

 名称未設定

 ひょんなことからすでに死んでいた聖女の体に転生させられてしまう。

 あまりいい家庭で育たなかったため、性格が少しひねくれている。性根自体はそこまで悪くないが、何かと疑うのが先に来る性格。

 友人がいないわけではないが数は少ないし深い付き合いがあるわけでもない。

 両親に甘やかされていた妹や小さいころの友人(女)が裕福な暮らしをしていたことで、自分も女だったらああだったのかな、と女性になりたい願望が人格形成の奥底に存在していた。

 なお、死因は事故であるが、交通事故ではなく、落雷による事故死。



 女神

 主人公を聖女の体に転生させた張本人。

 愉悦神。なんだかんだ、転生させた相手は一定期間観察して、何かありそうだったら手を出すこともある。

 実はガチャの中身は固定で、回した人間によって出るランクは何度やっても変わらない。ガチャを回している時の一喜一憂している者の反応を見て愉悦ってる。

 そして、主人公が聖女になりたいと考えに導いたのもこいつ。でも、そこまで強く誘導しているわけではないので、最初から主人公は聖女にあこがれを抱いていた。なりたいとは思っていなかったが。

 聖女はこの女神の加護を持っている存在なので、聖女が殺された時はそこそこキレた。殺した。実は物語に関係ないところで神罰を受けたやつらがいる。



 聖女

 物語が始まった段階でなくなっている人物。名前はルカ。

 見た目◎ 性格〇 言動△ 聖女としての質は◎ な重要人物。頭はそこまでよくないが、記憶力はある。

 小さいころに親に売られたが、住んでいた村は貧しく、子売りはそこまで珍しくなかったため、自分が売られた恨みなどは仕方ないと無理やり抑え込んだ。ただ、その後に待っていた教会での生活が、村での生活より良かったため、恨みは結構早い段階で薄れた。なくなったわけではないけど。

 最初に優しくしてくれた兄のようなシェケルに懐き、徐々に恋愛感情を抱くようになった。

 聖女としての能力は、周囲の植物の成長を助けるなど、結構農村などにとって重要な力を持っていた。この手の能力を持っている聖女は、緑の聖女と呼ばれる。

 なお、元住んでいた村はルカが居なくなった後不作が続いた。



 シェケル

 実は貴族の出のハイホビット族の青年。

 どう見ても少年だが、成人している。見た目の成長が他の種族に比べて遅いため、同時に精神の成長もやや遅い傾向にある。

 聖女のことを意識し始めたのは、まさかの初日から。まあ、あくまで意識し始めたであって、恋愛感情が芽生えたのはもう少し後。

 物語終了後は聖女ではないと思いながらも主人公のことを目で追ってしまう自分を窘めながら生活していた。なお周囲にはバレている。


 物語後、主人公との関係がどうなったかは読者さんの想像にお任せします。



 婆さま

 聖女の教育係として、他の教会から派遣されていたシスター。シスターとしての地位は高い方ではあるが、後ろ盾が弱いためいろんな場所に飛ばされていた。今回の教会が最後の場所となった。

 聖女に対してはまじめだが少しの見込みが遅い子くらいの印象。言動に少し問題があるが、優しい性格で人当たりもいいので、このまま聖女として大成してほしいと思った矢先、クズ領主の矛先が襲い掛かった。

 領主関連には手を出さないと決めていたため、直接何をすることもなかったが、王都の教会への救助依頼などはかなりの数を出していた。

 すごく長生きだった。



 クズ領主一族

 領地内に存在するものはすべて自分たちの物だと信じてやまなかったゆえに破滅した。聖女に手を出す、出さないにかかわらず、先はなかったので自業自得の結果。

 なお、この領主一族は爵位をはく奪され、残っていた一族はほぼ全員奴隷落ちした。

 廃爵されることをどこで知ったかは後述。



 教会

 この国に根差す昔からある教会。

 最初期は女神を崇拝するいたって一般的な宗教であったが、最近は権力を求めていろいろな場所に浸食し始めていた。王宮内の高官の一部には教会関係者が入り込んでいたりする。

 実は田舎で生まれた聖女(ルカ)のことをあまりよく思っていない教会関係者が多く、聖女は貴族から出てしかるべきであるという考えを持った司祭が多く存在している。そんな存在たちが今回の聖女事件の裏で暗躍していた。

 廃爵される予定をばらし、聖女を手に入れれば廃爵が無くなるとクズ領主にそそのかしたのもこいつら。さすがに殺すまでするとは思っていなかったが、かえって都合がよかったと思った者もいた。

 なお、この事件にかかわった者の多くは1年以内に不審な死を遂げている。



 教会に居るシスターたち

 多くは身寄りがなくなった孤児の少女たち。作中出てはこなかったが、それなりの人数がいる。

 教会には孤児院が併設されているため、そこで生活をしている子も多い。また、教会で働いていないが男の子の孤児もそこそこいる。こちらは大体外に働きに出ている。

 主人公のことは薄々聖女であることに気付いている。ただ、隠していることを察して聞いたりはしない。空気の読めるいい子たち。

 シスターではあるが、別に結婚してはいけないわけではないので、一定の年齢になると恋人を作って、教会から出て行く者もいる。


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転生ガチャでSランクの転生チケットを引き当てて、聖女に転生!! って、は? いやちょっと待て、この状態は求めていなかったのだが!? にがりの少なかった豆腐 @Tofu-with-little-bittern

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