第4話 熱い師弟関係
おっほん。テーマであった熱い師弟関係について語ろう。
おいらの現在の肩書は家政婦見習い兼ドクタームーンの秘書(助手)である。
ともかく眠くなったらすぐに昼寝とか夜寝するドクタームーンは3時間くらいで目が覚めて、そこから眠れなくなるので、たまさんと交代で珈琲などを運んだり、寝不足は病状を悪化させるおそれがあるので、続くようならアロマなどの環境を整えたり、
ドクタームーンは小説とかになると活字が読めなくなる一部の理系の方にありがちな性質を持っているので、月に纏わる小説などをおいらとたまさんで読んで要約したものを伝えたり、学のあるたまさんより学のないおいらが単純に面白いと思ったことが参考になるようでそれらを読みきかせしたりとか
ドクタームーンの研究予定をたまさんがパソコンで入力してあるので、それをおいらも覚えてまだら惚けが始まった時はどこらへん辺りのメモなのか教える役目と
たまさんにはできない最大の仕事はいくらジェントルマンで優しいドクタームーンでもたまに自分でしでかしたミスを人のせいだと思うことがあって、その時はおいらが犯人となり、一切言い訳せずお説教を聞いたりすることである。
時々はあとからわれにかえって自分のミスだったことに気づいたり、ばつが悪かったり、おいらにいつも以上に優しい日もあるし、散々話したように縁もゆかりもないおいらを住まわせてくれたばかりが今も心療内科に通わせてくれたり、通信制高校で学ぶ費用もだしてくれ、熱いかどうかはわからないけど、感謝してもしたらないほどの尊敬できる師匠なのだ。
最後にそれって親子じゃないのって、声も聞こえそうだか四捨五入すれば還暦にドクタームーンがいくら近いからといっても独身男性には失礼だし、馴れ合いにもなりそうだから師弟関係である。
また、おいらが少年ぽい外見でなく、ライトノベルのよくあるヒロインのように身なりは酷いが磨けば美人だとかもう少し素直で可愛らしく、こんな注意力散漫だとかの特性を持ってなければドクタームーンは年はともかく美青年なのだから、お似合いの恋愛小説として、違う展開もあったかも知れないが、現実は厳しいものなので、やっぱり師弟でいいやと思いたい。
ともかく今はまだ未知数だけど、いつかもっと熱いエピソードをあなたに報告したいと思う。
それが、ドクタームーンの研究ほどに遠い険しい道のりだとしてもあなたがぎゃふんとする顔を励みにおいらは頑張ろうと思う。
思うばかりだか、またの機会にまた会おう。
以上がおいらとドクタームーンの物語である。
ドクタームーン 紗里菜 @sarina03
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