気になりますよね?(レビュー追記)

ここの所、食に対してあまり積極的になれず、空腹が訪れる前に適当に詰め込み美味しさも感じない状態でした。
この小説は減退した食欲を取り戻してくれます。欲張って一日にたくさん読むよりも、自分の食事と同じサイクルで楽しみたい作品です。一話の満足感がすごいのです。食事のサイクルに合わせてと言いましたが、胃袋がこちらに引っ張られそうです。真夜中なのにお腹が空いてしまいました。

以下、一話読了時のレビューです。
これは単なる飯テロではありません。こんなにハラハラする食レポは初めてでした。途中で読者は気が気じゃ無くなってくるのに、主人公はお総菜に夢中。食に対する情熱を感じました。

以下、最終話読了時のレビューです。
一話でも死ぬ、二話でも死ぬ。いったいどういうこと? すごく気になりますよね。これからずっと、彼は死に続けるの?
百話? 二百話? 千話まで? 私も首をかしげながら読んでおりました。しかし、このクトゥルフお母さん食堂は五十と数話で完結します。気になりませんか? かといって、いきなり最終話を読むのは早計です。ぜひ、ラストに至るまでのプロセスを追っていって欲しいと思います。個人的には空腹時、食欲不振時、食べ過ぎ時に一~数話ずつ読まれるのがおすすめです。もちろん一気読みもあり!

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